路次・・・ろし

みちすがらの戯れ歌です
自:平成21年1月晦日
(2009年)
詠み人:雲(くも)

散歩

2010-06-06 | 暮らし

自転車の病院のある花街の路地に娼婦の七変化花

鉄よりも強い茎らしクレマチスさうは見えない女の多く

思い切り大口を開け泣き叫ぶ娘をあやす後輩の来て

晴れた朝花紅の紫陽花やこのまま梅雨をやり過ごせたら

おにぎりのやうな紫陽花帰宅せず昼の弁当スーパーで買ふ

近況は青い紫陽花安定と食欲戻り多少のブルー

鋏持ちパチンと斬りて手提げへと入れて薔薇盗る老女の歩く

妻の乗る車椅子押す夫の背や老々介護薔薇散りぬるを

颯爽と駆け抜けて行く自転車の女が薔薇の香ベンチへ投げる

たぶんこれ草食系の男子とか称するのです薔薇に魅せられ

けふもまた終わるのですが紫陽花と薔薇と介護で溢れてました

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

グーバー