妻がつけたTVの音で目が覚めた4時半
東京オリンピックの頃
物価も上昇したが 所得も上昇した
自分の初任給19000円であった
高度成長の始まりの頃
経済成長は著しく それと共にインフレが起きたが
所得もやや遅れて増えていった
家電や車がどんどん普及していった
アメリカのような豊かな家庭が理想でもあった
人々は世界に追い付けと欧米の先進国を目指した
オリンピックは国と国との戦いみたいで
メダルの数を競っていた
日本の国力経済力の成長を 庶民は自分のアイデンティティーと重ね合わせ
我がことのように興奮していたのを覚えている
自分もその一人だった
今も日本が勝てばうれしいが あの頃とは違う
オリンピックは個人団体の競技であり その勝った栄誉は個人団体のもので
その勝ち負けに 日本という国家を重ねる事はなくなった
自分は単なる観客であり 優れた技を楽しむだけだ
最近仕事の時間が短く感じる
逆に休日が長く感じるようになった
毎日があっとゆうまに過ぎ去ってゆく
心は論理や意志などの脳の随意系の表れであり
気分は感情などの不随系の表れだなと思う
心の持ち方は意志の力でなんとかなるが
気の持ち方は 心の自由にはならない
感じ方は本能的なものであり 心でコントロールはかなり難しい
智情意と古人は三つに分けたが
智は意に属するものであると思うので
自分には情意だけだろう
情意のバランスか
一瞬バランスがとれた時 静かになれる
時の長さも感じ方次第
長く感じると得したみたいな気がする
しかし 子供の頃の1年の長かったこと
退屈で死にそうだった
ないものねだりだ
今朝は 起きてすぐシャワーを浴びた
寝てる時も汗をかいている
窓の外にはスズメとカラスが何時ものように
さて 朝ごはんにしよう
