大阪松竹座の「三婆」を観る。
夫を亡くした本妻の水谷八重子、妾役の波乃久里子、夫の妹役の朝丘雪路が三婆を演じる3人。
お馴染みの藤田朋子、中田喜子、中島唱子が絡んでの物語。
有吉佐和子原作のこの物語、バブル華やかな時代平成元年からの話である。
私は水谷さんの生の舞台は初めてだったけどこのお芝居に関して、台詞が聴き辛く
本妻にしては着物の着方や髪の形は粋すぎたように思ったんだけど~
そして朝丘さんの変な関西弁は耳障りでやっぱり関西の言葉をすんなり言える役者さんが良いなと思った。
久里子さんは文句なし、声は良くとおるし、台詞は上手だし伝わってくるし大詰めの場面(皆80代になって)
派手な出で立ちも嫌味ではなく自然体なのよね。
結局いがみ合っていた三人の女性もそれぞれ年が経って助け合い、協力し合って行くうちに
情もわき、新しい家族になっていく。