歌舞伎役者『市川亀治郎』に第59回芸術選奨文部科学新人賞受賞という嬉しいニュースが発表された。(さすが亀ちゃん!)
亀治郎と言うと昨年のNHKの武田信玄役が一般化されているが民法のテレビでは漢字をよく知ってる人と、違う分野で有名になったりして活躍している。が本来私の好きなのは女形(おんながた)や踊りの舞台。
以前、痛く感動した踊りに清元の「かさね」があり、それは素晴らしい舞台だった。
かさねは自分の親を殺されたという事も知らないでその男を愛し、子供までもうけているのに捨てられ、でもそれでも探し当てたのに殺されてしまうと言う女の切なさとその男への裏切りへの執念を表現する踊りである。
実に可愛らしく、上品に艶っぽく、時には恐ろしく一つ一つの所作が綺麗で感心した。(因みにそのときのお相手は成田屋さん)。
そのかさねの舞台が審査の対象とわかり「やっぱり!」とうなずけた。
(他にも金閣寺の雪姫役の演技も対象)