笠間に戻ります。

2006年08月06日 17時33分14秒 | Weblog

真上から、フラッシュ使えば、大抵こうなる。
皿も横からとという見所もあるでしょうが
やはり皿なら、上からということで

全面、渦巻き状に
一気に飛びカンナが、かかってます。
ここまでやってくれましたか、見事です。が感想。
思い切りの良さに魅かれました。
作者は女性です。
だって、普通の皿の倍以上の工程
削るわけですから、失敗したら無価値。
削りはじめたら、一か八かの勝負ですよね。
歩留まりの悪い仕事ですが、それに敢えてトライする
陶芸家でないとやらないかな~

まだ、許可貰っていないので、お名前は後日。


小砂焼 金結晶釉

2006年08月06日 13時05分14秒 | Weblog


納豆鉢(市川窯) 金結晶
こういうの、嫌いな人は嫌いかな。

納豆鉢って、幾つも持っているけど、使うようで使わないなぁ。
一瞬、いいなぁ、これで納豆か、乙だね。なんて思う。
だから買う。毎回、心が動く。
でも、使用限定の食器の存在は
今の日本の家庭の食卓では無理なのかな。
それとも、そういう習慣が、我が家に無かったのか。

納豆はいつも、パックの中でかき混ぜてしまう。
だって、席のところに、ポコンと置いてあれば、
そうするしかないだろう。
納豆鉢の使用例は絶無と言って良い。

集めて楽しいのは、箸置きだね。五個セットでね。
陶工・陶芸家の手遊びってのが狙い目
デザイン的に面白いのが多い。割と廉価
意図的に集めると良いコレクションになりますよ。
飲み屋の箸置きみたいな、型押しはいかんです。
箸置きも、家庭の食卓では、特別なことでもないと
出てこない食器の一種だと思うのだけど。
いざって言うとき、
「箸置き」が無いのは、情けない。


小砂焼

2006年08月05日 20時25分44秒 | Weblog

栃木県と言ったら「益子焼」ということですが
もうひとつ、窯場があるんですね。
那須郡馬頭町に「小砂焼」(こいさごやき)
どんなところか、なんてことはホームページをご覧あれ
http://www.koisagoyaki.com/

これこそ阿武隈山地の中!
存在は知っている。場所も知っている。そんなに遠くない
だけど、足が向かない。今日は、一念発起、行ってきました。

小砂に向かう途中、お出迎えは

「もうひとつの美術館」
小学校を改造した「美術館」。
赤松の下には、「二宮金次郎」が薪を背負って鎮座
運悪く、何かの撮影中で、中には入れませんでした。


ただの水のみ場と思ったら、そりゃ、観察不足
左下、これこそ「足洗い場」
裸足で体育の授業を行っていた証拠です。
ここで足を洗って、そのままペタペタと教室に行くのですねぇ。
かく言う拙者も、裸足で体育やりましたよ。
雨上がりの翌日の昼は、校庭の石拾いが定例化してました。
雨で浮いた小石を拾うわけ。
さすがに、足裏の皮が厚くても、小石に乗るとちょっと痛いんだな。

窯元は、
市川窯~国山窯~朱雀窯~藤田製陶~いさご陶芸と見て回りました。
金結晶とかいう釉、面白かったし、国山窯の青磁も興味をもてました。


国山窯には、古代窯の復元がありました。
歴史好きを自認する私としては興味津々
斜面を利用した、いわゆる登り窯
巨大なつちのこみたいで、気味悪いですね。

私の住んでいる近在に
小幡北山埴輪製作遺跡(国指定史跡)があるのですが
そこにも、同様の斜面を利用した登り窯跡がありますが
こちらの方が、いかにもこの通りであったろうと思わせます。
こういう窯では素焼きぐらいしかできないのでしょうね。