巷では、就職の話と言うと、どの大学を卒業したかということばかりに終始している。
だから、大学の名前だけで、就職の有利、不利を議論してしまう。
ハッキリ言ってしまおう。
就職の有利、不利は、卒業した学部による。
さらに言うと、就職後の出世に関しても、何学部卒かということが、重要なファクターとなる。
大企業は、意外と能力主義だからだ。
大企業の場合、文系は法経商や経営や政治、理系は工学系の卒業生ばかり。
昔は、語学系を一定数採用していた。
しかし、今は、法経商や工学系の社員を留学させたり、外国人を直接採用するので、語学しか売りのない学生は、いらなくなってしまった。
結論としては、大企業に入りたければ、少しでも名の通った大学の、法経商や経営や政治、工学系の学部に入らないと、不利だと言うことだ。
さらに言うと、企業内での留学制度も、募集するのは、経営学系のMBAや法学系のLLM、工学系のMSやPhdばかり。
だから、日本の大学で、留学先の大学院に出願可能なプレコースに当たる学部の学位を取っていないと、門前払いになってしまう。
とにかく、大学に入る前に、ある程度、自分の将来像を考えておかないと、リカバリーできなくなることもあるので、夢はほどほどに。