ロシアのウクライナ侵攻を見ていると、この世界の不条理を感じる。
この世界は、未だに、弱肉強食。
平和を愛する人間は、いつも踏み躙られる。
人間が、生きていくのに、戦争はいらない。それなのに、世界中の国々は、軍隊を持っている。戦っている国もある。
戦争は、最低で残酷。何も生み出さない。
だから、日本は、憲法で戦争を放棄した。日本国憲法第9条は、人類史上、最も素晴らしい文言だ。
そんな憲法ができてから、80年近い。それなのに、世界は全く変わっていない。
世界中のほとんどの人にとって、戦争など全く不要なのに。
しかし、世界中の政治家や軍人、そして一部の企業家やメディアにとっては、軍拡や戦争は、彼ら彼女らの出世と富の拡大のチャンス。
いつまでたっても、そんな連中ばかりが、世界のリーダーになっていくのだから、戦争など無くなるはずがない。
日本国憲法が前提とする、平和を愛する国家なんて、どこにもない。
だから、弱肉強食のこの世界で、日本が生き残るためには「強くなるしかない」。
この選択肢なら、この国のリーダーたちも大満足だろう。
究極は「戦争の放棄」だが、戦争を放棄できるだけの力を持てない限り、先には進めない、夢で終わってしまう。
人間は愚かだから。