小林まことの活動日誌

日本共産党の館林市議会議員 小林信(こばやし まこと)のブログ
(Since Feb,08,2012)

小林まことのエッセイ‐渡良瀬遊水地がラムサール条約に登録

2012年11月04日 | 環境・ごみ

  今年7月に渡良瀬遊水地がラムサール条約(特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地に関する条約)に登録されました。

  私はこの報を知り21年前の一般質問を思い出しました。
  渡良瀬遊水地の問題をただした1991年12月議会での一般質問です。

  当時の質問と答弁の概要をお伝えします。

1991年12月議会
一般質問(概要)

  日本の公害の原点と言われている「渡良瀬遊水地」に、今度は首都圏第三の「国際空港」構想が持ち上がっております。

  ことの発端は昨年(1990年)の夏、畑埼玉県知事(当時)が「渡良瀬遊水地に国際空港を」と発言して以来、群馬・茨城両県知事が賛意を表明、参議院運輸委員会でも取り上げられ、国は遊水地を含めて4ヵ所について、6百万円の調査費を計上したものです。

  茨城県古河市と栃木県藤岡町(現栃木市)では議会として、「空港化反対」決議を行なっております。

渡良瀬遊水地の
国際空港化問題について
小林

 日本の公害の歴史に刻まれる渡良瀬遊水地に、国際空港問題が持ち上がっているが、足尾鉱毒事件で廃村に追い込まれた谷中村があり、先祖の墓も残されている歴史的にも貴重な史跡であります。

  足尾鉱毒では、館林も多くの被害を受けた地域であります。
  歴史的に重要な遺跡を行政として、しっかり守っていく必要があるのではないか。

  藤岡町や古河市では町長や市長が渡良瀬遊水地の空港化反対を表明しているが、館林としてはどのように対応するのか。


写真=渡良瀬遊水地内の谷中村のお墓


影響が出るのは必至
山本市長

 館林もここに国際空港ができた場合には、いろいろ影響が出てくるのは必至です。

  公害の原点と言われる足尾鉱毒事件に端を発して、血を流して抵抗した方々のことが思い浮かばれます。

  貴重な歴史的遺産ですから、私どももどこまでも支持し、保全していく立場です。

  国際空港問題については、近隣の町や村とこの問題を協調し合いながら対処していきたい。

  そしてよい結果がえられるよう、努力してまいらなければと考えております。

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渋沢哲男 党 群馬3区 国政対策責任者のブログ



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