今日は訪問診療の先生が来てくれました。
「僕も今の状態で病院へ行くのは止めた方がいいことに同感です。
病院はそれだけ、色んな細菌を持った人が集まっている場所です。
それと輸血の目的は単にヘモグロビンの数値を上げることではなく、身体全体のバランスが良くなるメリットがあるかということです。
これだけ血圧が上がってこないというのは輸血が効果的に働いていないことも考えられます。
恐い話をしますが、私の経験でもっと若い男性が輸血に拘って、輸血をしたその日に亡くなったということもありました。
ですから、その辺も考慮しつつ、月曜日に血液検査をして結果を見ながら、赤血球の輸血の準備もしましょう。」
主人はそれに対して、
「覚悟はしているんですけど、長く生きられる人もいるでしょうし、そうでない人もいるでしょうし、仕方がないですね。」と答えました。
先生は主人に向かって
「○○さんは正直、とても長く持っていると思いますよ。」と言いました。
主人が、「三週間前のことでですか。」と言うと、
「はい、正直、あの時週明けを迎えられるとは思っていませんでしたからね。だけど、覚悟していても恐いですよね。」と言ってから、
「これに対して何といえばいいのか。言葉がないんです。これが課題なんですよね。」と先生はとても正直に言いました。
とても誠実な方だと思います。
一瞬、時間が止まったので、私が言うともなしに言いました。
「私は介護をヘルパーからケアマネまでやりましたけど、時に死にたいという利用者さんにも会いました。
私はその時、『天からお許しがでないと行けないんですよ。』と言いました。」と言ったら、先生は何か言おうとしたけど言葉になりませんでした。
娘が「許可制なの。」と私をフォローする発言をしましたが、先生にはピンと来なかったようです。
これは信仰が絡んできますから、先生に通じないのは当然で、正直な方だと思います。
先生には通じなかったけど、主人の中に響いて欲しいと思います。
いえ、響くと信じています。
それを考えて言った訳ではないけど、私が信仰を持ったのは主人がクリスチャンの証し集をもらってきたのがきっかけです。
農家のS子さんから電話連絡があって行って来ました。
エシャロットとジャガイモ、グラジオラスの花をいただきました。
グラジオラスを書いてみました。
午後に主人のお姉ちゃんと姪っ子、3度目の突撃訪問がありました。
チャイムが鳴って、そのことを知り、主人が「何でだよ。」と私に怒っています。
「だって、昨日のことを報告したから、心配してきてくれたのよ。」と答えたら、
「だから、なんで言うんだよ。」と言っているうちにお姉ちゃんが枕元まで来ました。
今日はお姉ちゃんにも「みんなに言ったのか。言わなくていいんだよ。」と不満を言っています。
主人の兄、弟から一昨日、お見舞いが届いたばかりでした。
でも、そこはお姉ちゃん。どこ吹く風で、
「みんなに心配してもらったほうがいいでしょう。みんな心配しているのよ。」といいました。
やっぱり、お姉ちゃんには歯が立たないようです。
しばらく枕元で今日は静かに話しかけ、
「疲れるだろうから、帰るけど、また来るからね。会えるのを楽しみにしているんだから頑張ってよ。」と言って帰って行きました。
何だかシンプルなそうめんチャンプルーが食べたくなってやってみました。
揖保乃糸に鯖味噌缶、ネギを散らしただけです。醤油味。
お出でいただきありがとうございます。