何を勘違いしているのか、憲法第9条を良く分かっていないようである。
まずは、条文を熟読してみよう。
9条で禁止されているのは次の4つである。
1 国権の発動たる戦争
2 武力による威嚇および武力の行使
3 陸海空軍その他の戦力の保持
4 国の交戦権
ただし、これは「国際紛争を解決する手段としては」放棄することになっている。
キーワードは、国際紛争、解決、手段、である。
つまり、国際紛争でなければ問題ないし、そもそも「解決する」のでなければ良いことになる。
また、手段ではなく目的としても良いかもしれない。
最後の「は」がポイントだろう。
この「は」は除外を意味し、それ以外であれば放棄しないという意味になるのである。
例えば、どこかの国を攻撃したとしても、国際紛争を解決しなければ問題ないと言える。
解決はアメリカにでも丸投げすればいいだけである。
例えば、歌舞伎界のプリンスが喧嘩して、その解決は警察や裁判でというのなら、その喧嘩の暴力の行使は紛争を解決する手段とはなっていないのである。
どちらかというと、武力の行使は紛争を巻き起こすものにしかならないだろうから、そもそも意味のない条文かもしれない。
また、日本に陸海空軍その他の戦力はないことになっている。
そう定義されているのだから、あってはならない。
つまり、自衛隊は軍隊ではないことが分かる。
軍隊はそもそもないのだから、それ以外の組織は文民だと言える。
自衛隊も文民なのだ。
決して軍人・軍属などではない。
それが国際紛争を解決するため以外に武力を行使しても憲法違反になるはずがないのである。
また、「国の交戦権は認めない」のであって、国でなければ問題ないことになる。
例えば「自衛隊が勝手に交戦」したのは仕方ない。
そもそも交戦ではなく、攻撃なら問題ないとも読み取れる。
自衛隊からの反撃は交戦になるが、奇襲なら交戦にはならないだろう。
奇襲したら相手が勝手に反撃してきたとしても、自衛隊は交戦しようとは思っていなかったのだから問題ない。
政治家(首相や防衛相)がそれで良いかというと、多分大丈夫だ。
いつも「秘書が勝手にやった」と言っているではないか。
自衛隊が勝手に攻撃したと言っても同じことである。
実際には指示したとしても、だ。
というように憲法9条はザルである。
戦争を容認するためではなく、日本語として条文を読み砕いただけであり、行間を読んだつもりだ。
別の解釈もあるかもしれないが、前述のような理屈もあると考える。
完全に封じるように改正するか、はたまたある程度の戦争行為を認めるか。
ちゃんとした議論が必要なのである。
まずは、条文を熟読してみよう。
第九条
日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
第二項 前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。
日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
第二項 前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。
9条で禁止されているのは次の4つである。
1 国権の発動たる戦争
2 武力による威嚇および武力の行使
3 陸海空軍その他の戦力の保持
4 国の交戦権
ただし、これは「国際紛争を解決する手段としては」放棄することになっている。
キーワードは、国際紛争、解決、手段、である。
つまり、国際紛争でなければ問題ないし、そもそも「解決する」のでなければ良いことになる。
また、手段ではなく目的としても良いかもしれない。
最後の「は」がポイントだろう。
この「は」は除外を意味し、それ以外であれば放棄しないという意味になるのである。
例えば、どこかの国を攻撃したとしても、国際紛争を解決しなければ問題ないと言える。
解決はアメリカにでも丸投げすればいいだけである。
例えば、歌舞伎界のプリンスが喧嘩して、その解決は警察や裁判でというのなら、その喧嘩の暴力の行使は紛争を解決する手段とはなっていないのである。
どちらかというと、武力の行使は紛争を巻き起こすものにしかならないだろうから、そもそも意味のない条文かもしれない。
また、日本に陸海空軍その他の戦力はないことになっている。
そう定義されているのだから、あってはならない。
つまり、自衛隊は軍隊ではないことが分かる。
軍隊はそもそもないのだから、それ以外の組織は文民だと言える。
自衛隊も文民なのだ。
決して軍人・軍属などではない。
それが国際紛争を解決するため以外に武力を行使しても憲法違反になるはずがないのである。
また、「国の交戦権は認めない」のであって、国でなければ問題ないことになる。
例えば「自衛隊が勝手に交戦」したのは仕方ない。
そもそも交戦ではなく、攻撃なら問題ないとも読み取れる。
自衛隊からの反撃は交戦になるが、奇襲なら交戦にはならないだろう。
奇襲したら相手が勝手に反撃してきたとしても、自衛隊は交戦しようとは思っていなかったのだから問題ない。
政治家(首相や防衛相)がそれで良いかというと、多分大丈夫だ。
いつも「秘書が勝手にやった」と言っているではないか。
自衛隊が勝手に攻撃したと言っても同じことである。
実際には指示したとしても、だ。
というように憲法9条はザルである。
戦争を容認するためではなく、日本語として条文を読み砕いただけであり、行間を読んだつもりだ。
別の解釈もあるかもしれないが、前述のような理屈もあると考える。
完全に封じるように改正するか、はたまたある程度の戦争行為を認めるか。
ちゃんとした議論が必要なのである。