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自分のことは棚にあげて

どこかで見て「なんだかなぁ」と思ったことを書き留めてみる

みんな勘違いしている憲法9条

2010-12-09 11:52:31 | 日記
 何を勘違いしているのか、憲法第9条を良く分かっていないようである。

 まずは、条文を熟読してみよう。


第九条
 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
 第二項 前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。


 
 9条で禁止されているのは次の4つである。
 1 国権の発動たる戦争
 2 武力による威嚇および武力の行使
 3 陸海空軍その他の戦力の保持
 4 国の交戦権

 ただし、これは「国際紛争解決する手段として」放棄することになっている。
 キーワードは、国際紛争、解決、手段、である。

 
 つまり、国際紛争でなければ問題ないし、そもそも「解決する」のでなければ良いことになる。
 また、手段ではなく目的としても良いかもしれない。
 最後の「は」がポイントだろう。
 この「は」は除外を意味し、それ以外であれば放棄しないという意味になるのである。

 例えば、どこかの国を攻撃したとしても、国際紛争を解決しなければ問題ないと言える。
 解決はアメリカにでも丸投げすればいいだけである。
 例えば、歌舞伎界のプリンスが喧嘩して、その解決は警察や裁判でというのなら、その喧嘩の暴力の行使は紛争を解決する手段とはなっていないのである。
 どちらかというと、武力の行使は紛争を巻き起こすものにしかならないだろうから、そもそも意味のない条文かもしれない。

 
 また、日本に陸海空軍その他の戦力はないことになっている。
 そう定義されているのだから、あってはならない。
 つまり、自衛隊は軍隊ではないことが分かる。
 
 軍隊はそもそもないのだから、それ以外の組織は文民だと言える。
 自衛隊も文民なのだ。
 決して軍人・軍属などではない。

 それが国際紛争を解決するため以外に武力を行使しても憲法違反になるはずがないのである。


 また、「国の交戦権は認めない」のであって、国でなければ問題ないことになる。
 例えば「自衛隊が勝手に交戦」したのは仕方ない。
 そもそも交戦ではなく、攻撃なら問題ないとも読み取れる。
 自衛隊からの反撃は交戦になるが、奇襲なら交戦にはならないだろう。
 奇襲したら相手が勝手に反撃してきたとしても、自衛隊は交戦しようとは思っていなかったのだから問題ない。

 政治家(首相や防衛相)がそれで良いかというと、多分大丈夫だ。
 いつも「秘書が勝手にやった」と言っているではないか。
 自衛隊が勝手に攻撃したと言っても同じことである。
 実際には指示したとしても、だ。

 
 というように憲法9条はザルである。
 戦争を容認するためではなく、日本語として条文を読み砕いただけであり、行間を読んだつもりだ。
 別の解釈もあるかもしれないが、前述のような理屈もあると考える。
 
 完全に封じるように改正するか、はたまたある程度の戦争行為を認めるか。
 ちゃんとした議論が必要なのである。

韓国“名品武器”K-9

2010-12-03 15:34:21 | 日記
先日の北朝鮮による砲撃の報復として、K-9自走砲による砲撃を80発(50発発射しおよそ10分後に30発発射)行った。
結果は惨憺たるものだった。
当たらなかったのである。

韓国軍はK-9自走砲を名品とし、外国へも輸出をしている武器だ。
カタログでは40kmで誤差400mとなっているため、今回の16kmで100mの誤差だったことはカタログ値以上の性能だということになる。
ただ、敵に被害がなかっただけである。

武器の性能はさておく。

問題は、シン・インギュン自主国防ネットワーク代表の「砲射撃は数発の修正射撃を通して距離と偏差を調整した後、目標物に打撃を加えることができる」「当時は差し迫った状況で修正射撃をする時間がなかったし、射撃を誘導する偵察装備がなく、命中率が落ちるしかなかった」という説明である。
お分かりだろうか。

これは「敵から突然仕掛けられても、満足に反撃できないのは仕方ない」と言っているのである。
つまり、現状では配備している意味がないのだ。

敵も同条件だったと思う(韓国の砲撃に対する報復なのだから)が、ちゃんと軍施設に命中し被害も出している。
兵器の違いか、軍のレベルの違いか。
言い訳ではなく反省すべきところは反省し、次に繋げるべきだろう。

イトカワの微粒子大量発見か

2010-11-29 23:24:59 | 日記
 小惑星探査機「はやぶさ」の回収カプセルを顕微鏡下でチェックし、微粒子を探していたのだが・・・

 なんとひっくり返して叩いてみたら今まで以上に大きな微粒子が出てきたという。
 何とも面白い。

 最初は大事に扱っていたのだろう。
 内部を目視して、何もないと思い、調査を開始したという。
 一応の調査を終え、別の部屋に運ぶ段になり、念のため工具で叩いてみたそうだ。

 よく小説やマンガにありそうなネタである。
 専門家が特殊な機械を使って調べていて、見学していた素人がコンコンと叩いたら上手く行ったというようなもの。
 小説にあるのだから、現実にあるのは当然だろう。

 
 これまで見つかったものの10倍の大きさ、体積が1000倍ほどの微粒子もあるという。
 大きなものの方が調べやすいため、これまでのものより先に結果が報告されるそうだ。

 素人目には、だから何になるのかは分からない。
 人には知りたいという欲求はあるが、知ったからといってどうなるものでもないこともある。
 
 学者は調査が目的だろうが、一般市民はその恩恵があるかどうかを問題にするだろう。
 そんなことはアメリカに任せておけというのも一理あると思うのだが。

管首相、支持率1%になっても辞めない

2010-11-28 21:27:11 | 日記
菅首相が鳩山前首相と前日会談した際に「支持率が1%になっても辞めない」と言ったそうである。

思い出すのはドラマ「総理と呼ばないで」だ。
支持率が下がりに下がって、視力より低くなってしまったというのがあった。
1%なら辞めた方が良い。
反対勢力が増大するだけである。

 
1%というのに意味はなく、これから支持率を上げていくという意味だと官房副長官は言う。
ならば、0.001%でも辞めないと言って欲しかった。
いや、そう言ったのかもしれないが、それではマズイと1%と言ったことにしたのかもしれない。

 
ともあれ、首相というのは激務なのだろう。
昔の大物政治家は当然として、最近では森さん・小泉さんなどは首相になってもそれほど顔つきが変わらなかったように思う。
ところが、管さんときたら、今にも死にそうな顔をしている。

ネガティブキャンペーンでもなんでもなくて、そう見えるから書いている。
もうちょっとハツラツとして欲しいものである。

北の砲撃は南に非

2010-11-25 14:47:51 | 日記
 結局、北朝鮮の主張する通りだった。
 南から先に手を出していた。

 
 韓国が演習をするというので、北朝鮮はそれを止めるように求めていた。
 韓国は領海だと主張するが、北朝鮮も領海だと主張する海域でのことである。
 
 北の求めに応じず、韓国は演習を開始した。

 北朝鮮の砲撃はそれに対応するもので、韓国を狙ったものではないということらしい。
 それが90発も海に打ち込んで、80発しか陸に着弾させなかった真相のようだ。

 つまり、韓国が海に砲弾を撃ち込んだように、北朝鮮も海を狙ったのだと。
 狙ったが、なぜか47%は陸に落ちてしまったと言い張りたいのだろう。

 
 だから、北はまったく悪びれることはなく、正等な行為だと繰り返しているのである。
 当然、中国も、西側の手先である韓国ではなく、子飼いの北朝鮮の方に味方する。

 中国が完全に北寄りの報道を行っていることから、国連での対応も難しいだろう。
 下手をすると、韓国が謝って、何がしかの援助をして終わることになるかもしれない。
 
 
 最も良い解決策は、中国・アメリカが話し合い(北朝鮮は蚊帳の外)、双方の望む道を模索することだろう。
 それは、北朝鮮の正常化、つまりはトップの世襲の廃止である。
 これは中国もアメリカも、その他の国も望むところなのだ。

 絶対に言わないだろうが、北朝鮮の人たちもそう願っているはずである。
 世襲が当然だと思っているのは彼の一族だけではないだろうか。
 まあ、どこまで洗脳されているかにもよるが。

 中国・アメリカと韓国などが連携してこれを目標とすれば、できないことはないだろう。
 なお、中国は南北朝鮮の統一などは望んでいない。
 韓国も言葉では言っても、実際はまったく望んでいない。
 統一したら韓国経済が確実に破綻するからだ。
 北朝鮮は北朝鮮のまま、安定して欲しいと考えているのである。

 ともあれ、関連国が協力して、北朝鮮を本来の民主主義人民共和国(独裁ではなく本当の共和制)として欲しいものだ。