tamiのブログ

このブログ・・・妄想ー空想大好きな私が、勝手に楽しんで・・・勝手に文字にしています。ボロボロですが(笑)

growth 22

2018-05-06 09:27:04 | growth

穏やかに笑み、眠っていたエリナに微笑んだ・・・また観察だと苦笑いをしたアレンは静かにベッドへ滑り込むと、起こさないようにと彼女を優しく抱き込んだ。

『ん?』
『ごめん(笑)起こした・・・』
『いいの(笑)顔を見たかったから』
『(笑)抱いて寝ていいか?』
見上げるエリナにキスをする・・・照れた笑みで返ったエリナを優しく包んだ。

『壊れ物じゃないから(笑)気にしないで』
『(笑)分かった。遠慮なく抱く』
『これで、ぐっすり寝れるのよ(笑)。アレンは寝にくくならない?』
『んーない(笑)。ホッとして寝れる』

『良かった(笑)。寝れないと疲れはとれないものね(笑)それが心配だったの・・・』
『体調は?』
『平気よ(笑)。その心配は先生がするから、気になる時は連絡しよって(笑)マリーと話したの』

『(笑)俺も心配してるぞ?』
『大丈夫って(笑)こーして抱いてくれる?疲れてても・・・
でも余計にアレンが心配になる?』
『抱けば消える(笑)。明日も仕事が出来ると頑張れる力をくれ』
彼の言葉に笑み返し照れながらキスで返すエリナに微笑んだ。

『親になるって怖いね(笑)』
『エリナ?』
『(笑)・・・・・サラちゃんの お世話をしてた、お母さんの記憶はなくて・・・いつも笑ってる顔しか覚えてなくて・・・』

『(笑)まだ産まれてない。だから、それまで笑ってよう・・・
産まれたら教えてくれるらしいから、それを覚えて二人で頑張ればいい・・・産まれたら(笑)だぞ』

『そっか(笑)。確かに笑ってたのは、大きなお腹を撫でてた お母さんだった(笑)』
『(笑)それで幸せって記憶だな・・・
そういえば俺もないな・・・小さなガイルを抱いてた母親の記憶・・・』

『(笑)産まれたら、頑張って覚えよう・・・可笑しくても出来そうな気もする』
『俺もそう(笑)思う・・・知らない二人だから一緒に頑張れるな(笑)』
そうだと頷くエリナの笑みに口付けた。
優しく絡む唇に照れながら答えるエリナだった。




『(笑)お帰り』
『ただいま(笑)』
ベッドへ滑り込むガイルに呟く・・・笑みながら両手を広げるサラに笑い、いつもは反対に抱く自分をサラの腕の中へ入りこませた。

隙間へ忍ばせサラへ腕を回して抱き締める・・・自分の首や肩へ回した彼女の温かさに笑み返す。
『落ち着けー俺(笑)』
彼の呟きに笑いながら優しく髪を撫でるサラだった。

『売れ行きは?』
『上々(笑)。本当にビデオだけで考える凄さは頭があがらない・・・助かった・・・』
『エリちゃんに会ったら誉めてね(笑)』

『当たり前だ(笑)。次はって指定されたから(笑)スタッフを出した・・・』
『1チームにしてくれた?』
『ん(笑)。エリナさん指定・・・なんでだ?』

『見たい場所と、撮りたい場所の好みが同じだった・・・』
『観光だけじゃない場所まで入り込むし、他のチームと変わってて別で使えないから迷ってたんだ』

『観光に行く訳じゃないもの(笑)。その土地の雰囲気とか・・・人の観察をしたいエリちゃんだからねー(笑)
街の雰囲気で気分を味わったり・・・そこへ交ざり込んで馴染む・・・(笑)そこからイメージしてくみたいよ』

そうかと笑むガイルの手に触れたサラもいた。
あちこちを撫で回しながら話す彼を止めたのだ。

苦笑いするガイルが優しく口付け・・・離さずに追い絡ませていく・・・話処ではなくなったサラが優しく微笑んだのだった。




疲れた体を癒すように優しくマッサージをしていたソウマに気づいた。
『ソウの方が疲れてるんだから、私構わずに寝てよ(笑)』
『いーや(笑)。これが俺の気分転換でもあるんだよ・・・(笑)マリアに触りたいの』

ソウマの声に顔を赤くしたマリア・・・いいと止めた手に触れる・・・キスをしていくソウマ・・・近寄りながら口付けた。

抱き締めたマリアの手が頬へ伸びる・・・笑みの優しさは同じだとソウマの中まで優しくなる気がした。
自分を包むように笑み返すマリアが好きになり、愛しくて腕に抱いた・・・それは今でも変わらない彼女だった。

自分へ向けられる視線に焦がれ、笑み返される自分に照れた。
嬉しさは彼女へ分ける・・・倍の笑みで返る事も知った・・・だから余計にマリアが欲しくて近寄る。

見つめる照れた優しい笑み・・・それだけで今までの自分が綺麗になれるとホッとした。
惚れた笑み・・・今は自分だけに注がれる嬉しさに浸るソウマがいた。




疲れた体へアルコールを入れる・・・
それでホッとする自分達の楽しみだと、ダリとアズサは静かに飲んでいた。
声はかかれど構うなとアズサが手をふる・・・

『集まった?』
アズサの呟きに笑み、静かに口へ注ぐ・・・
『サラとタケルに(笑)頭があがらない・・・』
『ん?』

『(笑)次に始める為に組んでたモデルまで準備してくれた・・・(笑)感じ?』
『ショーの?』
『ん(笑)・・・半分以上の子達が使えそう・・・』

『(笑)捩じ込め』
『早々に化けさせてパンフ送ったわ』
参ったと苦笑いをしたダリに、優しく笑み返したアズサだった。


少し空けたカウンター席に、客が来たようで声は小さく話をしていた。
『休めそう?』
『ん(笑)サラが代わってくれたわ』
『大丈夫そう?』
『落ち着いてきたから平気みたい・・・』

『良かった(笑)。エリちゃんの不安も取ってるし、倒れないかそれが不安だった』
『仕事も空けないしね(笑)。あれはロボットだな』

『ねー(笑)。タケルまで時々、抜いて下を鍛えてるし(笑)何処で休ませるかな・・・』
『アズサ(笑)。まずは私を休ませて』
『(笑)下を鍛えな』

『あー・・・してるけど、今が私も楽しいの(笑)』
『なら諦めよう(笑)』
確かにと笑む二人だった。


不意に視線を感じたアズサは、ダリの後ろへ視線を飛ばした。
知る男と分かるが名前が出ずに、笑み返したアズサはダリへ視線を戻した。

『何よ(笑)』
『名前が出ない(笑)』
『気にしない(笑)』
『(笑)それは困るね・・・』
『あー(笑)。エリちゃん繋がりだ』

振り向き二人を眺めたダリの呟きに、思い出すように微笑んだアズサだった。

『久しぶり(笑)ナギとラース・・・しっかり覚えようね』
『(笑)必要ない』
『ダリちゃん(笑)悲しくなるよ?』
『職種も違うから(笑)勘弁ね』

『(笑)アズサちゃんは?思い出した?ラース!(笑)』
二人を挟んでいたからか、顔を覗かせて呟く彼に笑み返した。
照れた笑みに苦笑いをしたラースは、静かにアズサの隣へ座り直した。

『(笑)久しぶりでした。人の数が少なくて・・・』
そう言いながらダリを眺めれば、ナギという彼もダリの隣へ座り話を始めていた。

『(笑)俺はここ』
肩を回して自分の方へ向けろと直すラースに苦笑いだった。
『仕事終わりに?』

『そ(笑)。明日の夕方、時間ない?』
『ん?』
何だと身構えたアズサに苦笑いしながら彼女を見つめるラース。

『(笑)パーティに一緒に行ってくれないか?』
『(笑)後ろに並んでる中で探したら?』
『君がいい(笑)』

『ラース(笑)』
『ナギも行く(笑)。ダリちゃんが一緒に行くならいい?』
そうなのかと振り向けば、同じように楽し気に話をしていたダリは考えていた。

『(笑)一緒に行ってくれる? すこーし・・・邪魔をしてくれたら(笑)尚更ラッキー』
『(笑)私を利用して見合いを潰したい?』
そうだと頷くラースに微笑んだ。

『あー(笑)。アズサのその笑みは俺だけにくれる?』
『 ・・・ ほら(笑)。貴方へ話があるみたいよ』
アズサの言葉になんだと見返す・・・彼女の視線は自分の後ろへ流れていた・・・何だと振り向けば本当に女性が二人、その彼女達は迷うように自分達を見つめていた。

『(笑)そっちから選べば?』
ダリが笑み呟く・・・
『(笑)一人は泣きそうよ?。そこは私達へ回さないでね・・・』
『ちゃんと断ったんだけどな・・・』

『誰彼構わず(笑)。そんな態度に取られてる自分に気付きなさいね・・・』
『曖昧さは悲しむのよ・・・迷いを残したら、女は期待する・・・』
『気持ちが強いなら尚更ね(笑)』

支払いを済ませるアズサ・・・ダリに視線を送り帰ろうと促す・・・苦笑いの意味に呆れ、それでもカウンター席から下りたダリを眺めた。

口を引くアズサだった事でバレたと笑み返すダリは彼女に促され返る事にした。
スレ違う・・・声には出来ない女性がダリの腕に触れ引き止めた。

『ごめんなさい(笑)。話は彼とすべきよね・・・話し相手は私達じゃない』
アズサが優しく彼女の手に触れ離してやった。

『声にして彼らへ伝えるべきよ・・・』
『貴女は平気?』
『(笑)始まってないわ・・・始めようともしてない・・・』
『(笑)そんな関係だった・・・』
アズサとダリの小さな声・・・本当かと見返す女性に笑み、二人は店を後にしたのだった。


追いかけてきた女性に驚いたダリ達・・・その視線はダリへ向けられていた。
アズサは彼女を追いかけてきた彼らへ止まれと、近付くなと手を出して止めた。

『ナギさんが好きなんです・・・』
潤ませた目で声にした彼女に戸惑った・・・
『その告白は私へして どうするの?』
『ごめんなさい・・・貴女の気持ちが知りたくて・・・』

『知ってどうするの?
前に会ってた・・・彼の友人が私の友達の夫になった・・・
会って話し相手はしてた・・・今日は久しぶりに会った・・・それだけの関係よ?』

『 ・・・好きな人がいるからって言ってたけど、普通に一緒に遊んでくれるし・・・』
『ごめんなさい(笑)。私へ話す事でもないでしょ?
私を巻き込まないでくれる?』

『 ・・・・貴女が』
『ごめん。揉め事は好きじゃない・・・仕事を頑張った褒美に飲みに来てたの・・・余計に疲れるから話さないで』
『 ・・・』

『さっきも言ったけど、知り合いなだけよ・・・始まりもしてない私は部外者と同じ・・・
好きなら振り向かせる努力をしたら?彼と話し合って・・・』

優しい響きだと思えた女性・・・ダリと話す姿を眺めるアズサは彼らを見返した。
すまなそうな顔・・・心配そうな女性の友人へ視線を向けると、そっと近づき友達と帰ろうと促した。

ナギが来て優しく連れ出し皆から離れた・・・見つめ合う姿から視線を外したダリに気付きアズサはタクシーを探した。

『アズサに話がある・・・ダリにはナギから話がある・・・だから』
『それはまた次の機会に・・・』
続ける言葉を遮ったアズサは、彼女達が居るだろうと視線を預け優しい笑みで返す。
タクシーが停まりダリを乗せ一緒に乗ったアズサは帰って言った。

『あの人なんですね・・・』
『(笑)そうだ・・・忙しくて暫く会う機会もなかった。
告白する時間さえ無かった・・・(笑)親友の方で大変だった事もある・・・』
『それで代わりに?』

『ごめん(笑)へんな期待を持たせたんだな・・・
最初に言った言葉は、いつか付き合う為じゃなかった。
その時の事を止めたくて、君に頼んだ・・・惑わせてごめんな・・・期待させて本当に悪かった』

『(笑)何となく気づけました・・・遊び方を知らなかったから・・・間違っちゃいました。
優しくしてくれるから・・・勝手に彼氏になってくれたのかとも・・・』
思ったのだと声にならずに うつ向く彼女に優しく背を撫でた。

『その優しさは駄目です(笑)。小さな期待が芽生えちゃう』
そうかと苦笑いしたラースは優しく笑み頭を撫でた。

『彼女も悩んでました。自分と同じく誘って・・・誰かをパーティに連れてくから・・・』
『軽い言い方だからな・・・本音が怖くて、変えられない(笑)
本命と真っ直ぐに向き合えないんだ・・・照れ隠しでもあるんだけどね』

『(笑)本心が知りたくて聞くのに、答えてくれずに濁すから(笑)余計に期待しちゃったのかも』
話をしていた二人を眺めながら、彼女に気を使うラースに余計に悲しく・・・それでも行ってしまったタクシーを見返す彼に笑む彼女がいた。

『彼女に出来るといいですね(笑)』
『あ・・・』
気付かれたと溢れた彼の笑みに、優しく笑み返すと友達を見つめ待っていた。

『本当に・・・』
『(笑)大丈夫です。諦めも、とっくに消えましたから・・・
ラースさんが好きな人に会えましたから。
今度は自分を愛してくれる人を見つけて会いましょう・・・』

『おたがいに頑張れだな(笑)』
『はい(笑)』
話が終わったのだと思えた彼女は、見つめながら迎えに行きナギへ笑み返すとラースはタクシーを停めてやり二人を乗せた。
ハンカチを渡し静かにドアを閉めたラースだった。


力尽きたようなナギ・・・苦笑いしかない彼の肩を組む・・・
『反省したか(笑)』
ラースの呟きに口を引く・・・

『間が悪い・・・本気で話そうと頑張ったのに・・・』
『だから早く告っとけって言ったろ(笑)全部に誤魔化して遊んでたお前が悪い』
『 ・・・』

『ソウマから番号を貰って頑張ろうぜ(笑)。俺は半分だけ言えたぞ』
照れた笑みに恥ずかしそうに呟くラース・・・それに驚いた顔のナギと帰り道を選びながら歩き出したのだった。