少し前ですが、ちょこっと実家地方に遠征してました。
ちょうど節分の時期=盆地がいちばん冷える時期、
今年は東京もかなりですけど、輪ぁかかって冷えとったです。
犬はおとんとお留守番、
カリカリにおかか振りかけてもろぅて
めっさごきげんさんやったらしい。
ワタクシは胃袋がなつかしがるお店がそこここに、
ぐるりと駆け足で旧交を温めてきました。
というわけで、今回巡ったおいしいもん情報をちびっと。
節分で有名な「吉田神社」、
アタシが小学生の頃は境内にホンマモンの鹿がおりまして、
おいもやらにんじんをアルミ皿にのせて10円で売ってました。
いまはホンマモンは居てません、銅像が鎮座してます。
この神社には赤いだるまさんのおみくじがあって、かいらしですよ。
節分には参道にかなりの数の屋台が並ぶんですが、
とにかく「松井酒造」のにごり升酒をまず立ち呑みしてから、
「河道屋」さんで年越し蕎麦をたぐります。
はっきり云って京都のお酒って甘すぎてイマサンなのが多いですが、
ここのにごりはめちゃめちゃうんまい。
なので実家呑み用に瓶入りも購入して、ずっと呑んでました(笑)
お蕎麦の河道屋は、近くの聖護院にええ感じのお店があって
時間があったらひとりでぷらりとお蕎麦とお銚子したいとこですが
今回は屋台だけでガマン。
いやはや節分に帰る機会なんてこれまでまったくなかったので
強力になつかしくて昼も夜も一巡してまいました。
吉田山の他にも近所ふらふら、昼間に時間があったら
なんとなく座ってしまうのが「進々堂」の長ベンチ。
静かなんで本とか読むなら自宅より環境いいです(笑)
昔々ここでよー試験勉強しました。
それとかならず吸い込まれてしまう「ますたに」。
ラーメンといえばここがマイ胃袋のスタンダード、
なんや遺伝子にすりこまれてる気がする味。
昔々下駄履きの父とよー通いました。
そして今回、クチの肥えた友人に連れてってもらったのが「Bosom」。
あんな辺鄙なとこに、こんなオシャレなビストロができてるなんて
あなどれんわ…北白川(笑)
白肝のパテとトリッパで白と赤が1本ずつ空きました。
若いご夫婦で切り盛りしてはって、対応もすばらしく
こうゆうお店が東京のご近所にもあったらなぁ…としみじみ。
ちょこっとバスにゆられて姉と錦界隈もぶらぶら、
ほしかった出刃包丁をようやく「有次」で。
りっぱな左手コーナーがあってカンゲキ、
出刃つかったことないし、魚もまったくさばけへん初心者に
店員さんがやや小さめサイズを選んでくれました。
いつの日かサクサクと鯵なんぞ三枚におろして
自慢できるよう精進いたしますぞー。
ほんで京都といえばちりめん山椒、たくさんお店がありますが
「千波」のが好きなのでお昆布と合わせておみやにします。
錦にきたらおばんざいもいろいろと調達、
卵焼きって東京の寿司屋では甘いのが出てきますが、
京都で卵焼きといえば、だし巻き。もう甘くないだけでありがたい(笑)
錦なら「三木鶏卵」、夜はこれで実家でひとり晩酌しました。
それと「志津屋」のカルネもなつかしさでは右にでるものナシかも。
これも遺伝子にすりこまれたクチですが、パンも具もどこにもナイ味というか
できればパクリでええので、東京でもどっかつくってくれへんやろかなー。
京都人って無類のパン好きで、京都にしかない気迫のパン屋ってのが
けっこうぼつりぼつりあるんで、
パン屋情報はまた別の機会に集めてみたいですにゃ。
錦散策でつかれたら「イノダコーヒ」で一服。京都は喫茶店も多くて、
ドとかスのつく大手チェーンじゃなくて濃ゆいお店がいっぱい。
だいたいみんな気に入りの店があってずっと通ってるという感じです。
イノダはやっぱり本店の奥の洋館が雰囲気なんですが、
観光客じゃないので(笑)錦近くの大丸百貨店のお店へ。
コーヒーは普段飲まないけど、イノダのは別と思う不思議。
なんつー感じであれこれなつかしんでたら、もう帰る日の朝になってまして
JR京都伊勢丹の「楽味」でごま大根のおつけもんを。
おつけもん、日持ちしないというのもあるので最後に買うんですが、
ここのはどれもイケます。大根以外に九条葱とか山芋など旬の変わり種も。
ついでに焼ぽん栗と生麩も持ったら新幹線の席ぱつんぱつん(笑)
最近は京都のもんもだいたい東京でも売ってますけど、
やっぱりこの町は歩いてのぞいてなんぼという気がいたします。
以下サイト案内です。ご参考まで♪
「吉田神社」→ ■
「松井酒造」(富士千歳にごり酒)→ ■
「河道屋」(聖護院)→ ■
「進々堂」(百万遍)→ ■
「ますたに」(銀閣寺)→ ■
「Bosom(ブズン)」※予約がベター。→ ■
「有次」→ ■
「千波」→ ■
「三木鶏卵」→ ■
「志津屋」→ ■
「イノダコーヒ」→ ■
「楽味」(半割大根ごま/JR京都伊勢丹)→ ■
犬猫を飼いたいみなさんへ →「ペットショップにいくまえに」