【合本版】王妃の館 上・下 (集英社文庫) | |
浅田次郎 | |
集英社 |
“シャトー・ドゥ・ラ・レーヌ”。太陽王ルイ14世により建てられたその豪奢な建物は、日本語で王妃の館を意味するパリの一流ホテル。ある日、そこに滞在できることが売りのツアーが企画される。ところが、そのツアーは2組あり、一方が旅行代金200万円の豪華ツアー、もう一方が旅行代金29万8000円の格安ツアーで、しかもなんと、同時催行。それは、倒産寸前の旅行会社の女社長・朝霧玲子が企画した、ダブルブッキング・ツアーだった。そうとは知らず、日本からやって来たそれぞれのツアー客たち。
映画館 ★★★☆
嗚呼憧れのパリ(笑)
そういう映画でした・・……(-。-) ボソッ おしまい(爆)
いやぁ・・・やはりパリはすごい!
今調べたら街の中心地は高さ制限31mだって・・・美しいエッフェル塔の姿がひときわ美しく見えました。
正直この映画はパリの美しさを堪能する映画だと思います。劇中、水谷豊演じる作家北白川右京のウンチクによると第二次世界大戦のおりにドイツの侵攻に対して美しいパリの街を守るために無抵抗で降伏したとか。。。
TOPの写真の連中がリッチなツアー(光(ポジ)ツアー)でこの人達がプアなツアー(影(ネガ)ツアー)の面々なのですが、これらが鉢合わせをしないように・・・というドタバタ喜劇はあまりなく、劇中劇とも言える北白川のルイ14世とその愛妾の息子の話がなかなか気合が入っていました。
ノンクレジットでいろんな人がカメオ出演しています。何人見つけることができるかな?
一番わかり易いのはホテルのメイド役で2度アップで出てくる「あの人」でした(笑)
本はとても面白かったんです。
浅田次郎さんこんなのでいいのかな?
浅田次郎原作の映画化で「いいなぁ・・・」って思ったのは「鉄道員」くらいかも(笑)
「壬生義士伝」も良かったか(笑)