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極私的映画論+α

+αは・・・日記です(^^;
最近はすっかり+αばかりになってしまいました(笑)

さだまさし 1974

2008-04-12 08:08:54 | さだまさし
わすれもの
グレープ,さだまさし,岡本和雄,木田高介,青木望,吉田政美,小野崎孝輔
ワーナーミュージック・ジャパン

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 実は4月10日はさだまさしの56回目の誕生日でした。
それを記念してさだまさしの今までの仕事を紹介していく新しいシリーズです(笑)
 仕事っていっても楽曲だけね(笑)ライブ盤は割愛させてもらいます(笑)

ほぼ毎年アルバムを出しているので、その年になにがあったかとか、どんな世相だったとかも紹介していきたいと思います。

 初回の今日は吉田政美とのフォークデュオ「グレープ」のデビューアルバム「わすれもの」についてです。

 さだまさしやグレープについての略歴は自分で調べてくださいね(笑)
このアルバムは1974年に発売されましたが、グレープのメジャーデビューは1973年の「雪の朝」です。

まずは1974年がどんな一年であったかは、レコード売り上げTOP20を見てみましょう。

1 なみだの操 殿さまキングス
2 あなた 小坂明子
3 うそ 中条きよし
4 ふれあい 中村雅俊
5 恋のダイヤル6700 フィンガー5
6 夫婦鏡 殿さまキングス
7 くちなしの花 渡 哲也
8 激しい恋 西条秀樹
9 積木の部屋 布施 明
10 学園天国 フィンガー5
11 追 憶 沢田研二
12 精霊流し グレープ
12 私は泣いています りりィ
13 小さな恋の物語 アグネス・チャン
15 ひと夏の経験 山口百恵
16 よろしく哀愁 郷 ひろみ
17 岬めぐり 山本コウタローとウイークエンド
18 二人でお酒を 梓 みちよ
19 ちっぽけな感傷 山口百恵
20 夜空 五木ひろし


 ほら・・・私なんてこの20曲、歌詞カードさえあれば総て歌えます(爆)あなたもでしょ?ね?(笑)

 ってことで、この年に発売されたグレープのデビューアルバム「わすれもの」の曲をご紹介。



1. 精霊流し 長崎1

アルバムバージョンは冒頭に派手な爆竹の音が入ったりします。
私もそうだったんですが、この「精霊流し」が流行った頃は川に灯篭を流す、あの映像が思い浮かびました。さだまさし自身が随分この「精霊流し」という行事についてあちこちで語っていますが、こちらも参照してください。
 この歌の主人公・・・すなわち亡くなった彼はさだまさしの従兄弟がモデルになっているといわれています。そしてこの曲に出てくる「浅葱色」の着物を着ている主人公の母親が、のちに「椎の実のママへ」で歌われる「ママ」すなわち、さだまさしの叔母がモデルです。
 まあなんといってもこの曲がメジャーデビュー2曲目で大ヒットしたことで現在のさだまさしがあるんでしょうね。

2. もしかしたら君は空を飛ぶんじゃないかな?
 1曲目からがらっと変わったこのPOPな感じは、今現在も続くさだまさしの2面性だと思います。思いっきり暗いのと、思いっきり明るいのとってことですね。

3. 紫陽花の詩 長崎2

彼はふるさと長崎をたくさん歌っています。もちろん最初のヒット曲「精霊流し」もそうですが、この歌はまさに長崎案内の歌詞にシーボルトまで絡めています(笑)
 
4. ひとり占い

 トランプでの恋占い、やりました?
自分の名前と年齢、相手の名前と年齢の数だけトランプを繰って、順番に並べていって、隣同士や上下、または斜めで同じ数字が並んだら取り除き、あまったカードの黒が男の気持ち、赤が女の気持ちを表していて「アキストゼネコ」って数えていくんだけど(笑)キが昔は「嫌い」だったのに、最近は「KISS」になってるという話も聞きます(爆)

5. 蝉時雨

 シンプルな曲で、しかもフォークデュオって感じですごく好きな曲です。
彼らのデビュー曲「雪の朝」では「虹がかかったら」という題名で一部歌詞が変えられて歌われていますが、実は「蝉時雨」のほうがオリジナルのようです。
 
6. 春への幻想

 私はさだまさしはやはり「詩人」だと思うんですが、この曲に関しては歌詞よりも曲がとてもいい感じです。

7. 雪の朝

 記念すべきグレープのデビュー曲ですが、全く売れなかったそうな(笑)
この歌を聴くたびに「忍ぶ川」の栗原小巻と加藤剛を思い出す私です。
かぐや姫の「神田川」「赤ちょうちん」に代表される四畳半フォークってジャンル?がありますが、この歌はグレープの四畳半フォークかも知れません。
が、しかし・・・やはりさだまさしには似合わないかも(笑)
 
8. 魔法使いとフリージア

 POPでハーモニーがとてもいい感じです。このアルバムにはフォークデュオとしてのグレープがすごく前面に押し出されています。

9. 告悔

 このアルバムで唯一、吉田政美がリードヴォーカルを取っている歌です。
さだまさしの歌詞って内省的なものがおおいんですが、この曲はまさにそんな感じです。ただし・・・曲調はメジャーなので、その歌詞が内包する内省的なものはそれほど感じられません。

10. 哀しみの白い影

 シングル「精霊流し」のB面のこの曲は、失恋ソングです。
出会いさえしなかったら、こんな悲しい思いをしなくてすんだのに・・・って言う、本当に情けない歌です(笑)

11. しおれた花

 この曲も失恋ソングです。が、しかし、曲調がメジャーでPOPなのでそんな軟弱さは感じられません(笑)

12. あこがれ

 またまた失恋ソング(笑)しかしこれは女性側からの視線みたいです。
オーケストラの編成でなかなか「大作」って雰囲気の曲です。私もこれは好きな曲のひとつです。

 グレープのデビューアルバム「わすれもの」をこうしてみてみると、やはりそこには「さだまさし」の原点があり、基本的には今もこの傾向は変わっていないってことに気がつきます。ただ・・・まだ私小説的な曲が多く、社会的な問題を歌った歌はありません。

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
遅れました。 (ちゃみちゃん)
2008-04-17 22:09:44
まっさんファン暦○十年。
それでも知らない曲があると知りました。
やっぱり私のなかでは「グレープ」はあとからついてきたそんな感じの存在です。
それゆえこのアルバムで知らない曲が4曲ほどありました。
まだまだ発展途上ですね。

がんばんば!!
返信する
どこまでつづくやら(笑) (しんちゃん)
2008-04-17 22:50:04
★ちゃみちゃん
時間をかけてゆっくり完成させるね(爆)

また各曲への感想や思い出などがあれば書いてね。
返信する

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