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極私的映画論+α

+αは・・・日記です(^^;
最近はすっかり+αばかりになってしまいました(笑)

死ぬのは奴らだ (1973) Live And Let Die 121分

2009-03-09 20:28:02 | 007大好き♪
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 ハミルトンはニューオリンズのジャズ葬パレードで刺され、カリブの島国サン・モニークではベーンズが宗教的な儀式により毒蛇に噛まれ、そしてドーズは国連の会議中に殺される。
殺害されたのは全て、ミスター・ビッグの麻薬取引の動向を追っていた英国情報部員であり、事態を重く見た情報部はジェームズ・ボンドを派遣する。
しかし彼ですら、サン・モニークの元首ドクター・カナンガに囲われたタロットカードの遣い手・ソリテールの予知能力に翻弄されてしまう。彼女だけでなく、鋼鉄の義手を持つティーヒー(ミスター・ビッグの用心棒)と、呪術宗教の集団を率いるサメディ男爵(カナンガ博士の手下)の2人をはじめ、敵陣営のユニークなサブ悪役(殺し屋)たちにもボンドは苦戦する。

そしてクライマックスでDr.カナンガとMr.ビッグとの関係が明らかに…。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』



 いよいよ「ムーアボンド」の登場です。私の世代ではやはりロジャー・ムーア=ジェームス・ボンドなんですね。彼のボンドはこの次の「黄金銃を持つ男」から「美しき獲物たち」まですべて映画館で見ています。で・・・マニアは知ってる話なんですが、実はショーン・コネリーよりも、ロジャー・ムーアの方が3歳年長なんですね。この「死ぬのは奴らだ」の時点で46歳。ショーン・コネリーが「ドクターノー」に出演したときは32歳なので、まったく違う印象です。ちなみに、ピアース・ブロスナンは42歳のとき、現ボンドのダニエル・クレイグは38歳でした。要するに・・・やっぱ男は「髪の毛」の状態で若く見えるってこと?(笑)私も白髪を染めればそれなりに若く見えるのかもしれません(笑)映画にはまったく関係ない話でした(笑)

 この映画は、「スペクター」も「ブロフェルド」も出てこない映画ですが、これ以降敵が変わっていきました。また、第一作目の「ドクター・ノウ」と同じく「Q」の出てこない貴重な作品です。

 映画に出てくる黒人の9割が「悪者」という、当時の人権運動を考えたら、とても信じられない映画ですが、それもある種「時代」を感じさせてくれます。
「カナンガ」を演じたヤフェット・コットーは、この映画の5年後には「ノストロモ号」の乗組員で・・・そう、あの「エイリアン」ですね(笑)この映画でもなかなか「情」のある敵役を演じていました。

 ボンド・ガールを演じたジェーン・シーモアは透明感のある、そして処女性を感じるべっぴんさんでしたが、当時まだ22歳だったそうな。そんな若いボンドガールは珍しく、1951年生まれの彼女は今年まだ58歳なんですね。彼女はこの作品の後に、「スーパーマン」クリストファー・リーヴと「ある日どこかで」というSFラブロマンスに主演しています。

ムーアボンド第一作目ですが、まだそれほどコメディ的な演出はありません。本当に面白くなるのは次作品の「黄金銃を持つ男」からかも。

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