昨日のネタにもしましたが、三谷版「オリエント急行殺人事件」を見たあとに、1974年版と2017年版も一気に見ました・・・実は今は「ナイル殺人事件」を見ています(笑)
ちなみに私は1974年版、2017年版両方とも映画館で見ています。
今回見比べて感じたのは三谷版が本当に原作に(というよりも、1974年版に)忠実に描かれていたことでした。2017年版は微妙に違っていたし、なんと言ってもポワロのアクションシーンもあります。謎解きの場面もトンネル内でした。
もちろん2017年版の監督主演をこなしたケネス・ブラナーが全く同じ演出を良しとしない気持ちもわかります。もちろん映像はきれいなのですが、なんと言ってもCGで描かれた風景やオリエント急行にあまり魅力を感じません。1974年版は本物の蒸気機関車ですし、その違いは致し方ありません。
クリスティが原作を書いたのは1935年で、1974年版は39年後、2017年版は82年後と、この時間差はどうしようもないわけです。そういう意味では三谷版もCG処理している部分が多いのですが、舞台を日本に変えたこと以外はそれほど違いを感じません。笑えたのは原作のアームストロング家が三谷版では強力家ということで、ほとんど直訳ってことでした。
ケネス版の最後の場面で「ナイル川で大きな事件が」なんて場面があって、その当時も「お!ナイル殺人事件も映画化されるな?」って期待しましたが、一応2020年に制作され、日本での公開は2020年10月という予定でしたが、現時点ではまだ公開日は発表されていません。
ということで、現在1978年版の「ナイル殺人事件」をDVDで見ています。
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