昨日、母の２０年祭（神式の年忌）のため伊勢へ日帰りで行ってきました。
姉夫婦、長兄夫婦、次兄夫婦、私どもと、総勢８人だけでした。
予定通り、式は滞りなく終わり、少し時間があったので、祖霊社の方に今後の墓のことなどを聞きました。
思わぬ時間を取られ、電車の時間ぎりぎりになってしまいました。
急いで伊勢駅へ歩きました（２０分ぐらい）。
次兄は足が悪く、このごろ足を引きずるようにゆっくりしか歩けません。
私も早く歩けないので、４人が遅れて駅へやっと着いた時、次兄がばったり倒れて立ち上がることもできなくなりました。
近鉄のホームは改札からかなり遠いのです。先の４人は乗車したようですので、発車時刻なので”先に行ってください、こちらは後の電車でゆっくり行きます”ということにしました。
すぐ横にベンチがあるのですが、一人では肩を貸して座らせることもできません。
周りの方々が手を貸してくださって、ベンチに座らせることができました。
どうしてよいかわからずに、とりあえず、近鉄のきっふ売り場の窓口で事情を話して、名古屋行きの特急に乗り遅れたこと、車いすで対応してもらえないか、名古屋からの新幹線も間に合わないのできっふを取り直すこと、等を話しました。
次の名古屋行き特急を取ってくれて、車いすを手配しましたから、今いるところで待っているようにということでした。
車いすをとは言ったものの、こんなにあっさり対応してくれるとは思いもよらず、心から感謝のお礼をいいました。
（発車した後の特急券指定券はキャンセルも変更もできないと思っていたので、代金を払おうと思ったら、振替ですから結構です、とのこと。近鉄のシステムなんでしょうか。新幹線なんかダメですもんね）
間もなく車いすがきて、近鉄のホームまで連れって行ってくれて、電車を待つ間に、名古屋についたらホームに車いすが待っていますから安心してください。
とのこと、本当に助かりました、ありがとうございます、とお礼を言って乗車しました。名古屋につくとホームに車いすが待っていました。
（時間が少したって、すこし回復してきて、立ち上がって肩につかまりながら、やっとトイレに行けるほどになりました）
ＪＲ迄はかなり離れているので、ＪＲの切符売り場まで行っていただけるのですか、と聞きましたら、管轄が違うのでそれはできませんが、ＪＲへ連絡を取ってありますのでこの改札を出たところに、ＪＲの方が待ってくれています。新幹線の切符のことも話してありますので、買換えも対応してくれるはずです、と。
改札を出ると、ＪＲの方が車いすをもって待ってくれていました。この連係プレーにも驚き感謝のお礼を云って近鉄の方と別れ、ＪＲの車いすに乗り換えて
切符を取り直しに向かう間、取り直すと料金がかかりますので自由席にしますか、”指定でないと無理です””お一人５千円弱かかります、今日は比較的混んでいますけど、名古屋発のこだまがありますよ””ありがとうございます、時間がかかりますし、もし座れないと困りますから”ってとても親切です。
そして、ホームまで来ていただいて、新横浜（次兄は横浜）から先はどうなさいますか、向こうでも待機させますので・・・、足も大分回復してきたようですから、ここまででもう充分です。心のこもった対応に感激しました。本当にありがとうございました、と何度も何度もお礼を云って乗車しました。
素晴らしい対応に感激して、思っている以上の親切に感動した一日になりました。
ただ、決して甘えてはいけないこと、自分もこんな親切をしていきたい、とおもいました。
あまりにも感動的な話なので、しかし、長くてスミマセンでした。
今日は雨降りかぁーと窓から眺めていると、クリスマスローズの花が咲いているのに気が付きました。
うちのは北側で日当たりが悪いので、よそより遅れるのが常です。
もうよそは咲き始めているのに、と毎日眺めていたはずなのに、ここ何日か見ていなかったかなぁ。
暖かい日があったので、急に眼ざめたみたいです。早速雨の中、カメラをもちだして撮りました。
まだ下に蕾があるようです。
けなげにも、毎年頑張って咲くのですねぇ。うれしい朝です。