模型製作

製作した模型を紹介していきます。

2011.9.1

2011年09月01日 | ~2000年 住宅
1994年に完成した住宅模型を紹介します。


前面道路に面した北立面です。
入母屋屋根の2階建てです。
屋根には、越屋根がついていませんね。

敷地道路境界に対しては腰の高さまで
コンクリートの打放し仕上げとしています。
主要道路沿いで車の通りが多いので建物への
車の突入を防ぐという機能を持たせています。


北東側から見たところです。


南東側から見たところです。
コンクリート打放しを東面までまわしています。
建物東側には水廻りをまとめ台所への勝手口を設置し
勝手口ポーチには十分な広さを確保して、土間のような使い方を提案しています。


南面です。
建物内部構成は1階に6帖と8帖の和室を続き間で設け
8帖の和室に接して居間を配置して水回りへと繋げています。
2階は台所、食堂、4帖の畳間、倉庫から成り立っています。
1階の居間上部は吹抜けになっており、開放感を持たせています。

2011.6.18

2011年06月18日 | ~2000年 住宅
今回紹介する住宅は完成してから20年以上
建っている住宅の模型を紹介します。


写真で見てわかるようにこの住宅は植栽が多く
実際に訪れると建物の外観がはっきりとわからないぐらい
緑豊かで、雑木林の中に家があるのかと思います。


こちらから見たところが前面道路に面しています。
道路に面して車3台分の駐車スペースがあり
そこから玄関ポーチのかけられた階段を数段あがり
玄関へとアプローチしていきます。
3枚目の写真を見るとわかりやすのですが、
建物は大きく2つにわかれており、離れることなく
1つの建物としてつながっています。


この住宅での生活は主に2階が中心となり
就寝以外は2階部分ですべての生活が完結します。
2階で生活する建物を今までに、この住宅を含め3件完成しています。
残り、2件はこちらを見ていただければわかると思います。
N-U邸
U-2邸
大抵の1戸建ては地面に近い1階で生活をすることが
当たり前のように建っていますが、1階以上の高さで生活を
するということはそれなりの理由があるかと思います。
最近は至る所にマンションが建っており、高い場所での生活を
体験している方が多いかと思われます。
3階に住もうが4階に住もうが不自由なく生活ができると思うのですが、
少し視点を変えて考えると人間のスケールを超えた高さで
生活をしているのに違和感を感じてしまいます。
生涯その場所で生活をしていくと考えると
2階ぐらいの高さが限度のように思います。

柴設計の住宅では大半が、最初は縦の繋がりを感じさせる住宅が
多いのですが、この住宅では縦ではなく横の繋がりの面白さを多くの意味で
感じさせてくれる住宅となっているのではないかと自分は解釈しています。
家族の住む場所、家を作る意味、そこに人が住み続けるということに対して
この住宅はとても魅力的な要素を持ち合わせている住宅になっています。
気になった方は、是非、事務所に気軽に訪ねて来てみてください。
こちらに紹介している住宅の近況写真がいくつか載っています。
住宅写真

2011.4.22

2011年04月22日 | 2005年 住宅
2005年に工事が始まり2006年に完成した住宅です。
以前は兵庫県に住まわれており、退職を機に宮崎県都城市に移住をされた建主さんです。
完成写真


計画段階に作ったスタディ模型です。
敷地の中で住宅部分、庭スペース、畑部分とゾーニング分けを
この模型を使用し、どの配置が良いか検討していきました。


計画案が決まり、1/50模型を作りました。
平屋建ての長方形の平面で部屋配置は生活の中心となる部分を
南側に上手く並べたプランになっています。
右側の小屋は畑専用の倉庫を作りました。


前面道路から鳥瞰でみたところです。
道路境界に面して植栽を植えて
車2台分のカーポートを既製品で設置しています。
住宅と道路の間に植栽があるので、道路からは住宅の立面表情が
見えないぐらい木々によって隠れています。

完成写真をみてもらうとわかると思いますが、
住宅と畑の間の庭も結構なボリュームがあり
居間、和室から見える風景がとても良く
室内のインテリアもご主人のセンスがちりばめられ
居心地のよい住まいとなっております。

2011.4.22

2011年04月22日 | 2004年 住宅
前回ブログでも紹介した国富町に建つ住宅です。
別アングルの模型写真をのせます。
前回ブログ


西側玄関ポーチからみたところです。
柴設計に勤め始めた頃に作った模型ですので
今みると横格子などが不均等ですね。
時間を作って再度、作り直したい住宅の1つです。


南側からみたところです。
新緑が芽生えるこの時期は庭が緑に染まり
とても良い雰囲気になっていると思います。
完成してから6年目を迎える住宅なので
木々も成長して良い表情を作っているのではないでしょうか。


南東から鳥瞰でみたところです。
以前、伺ったときにはご主人は仕事から
昼食で家に帰ってくるときは玄関からではなく、
南側の庭を通り縁側から戻ってくると言っておられました。
普段の生活の中で植栽の変化を感じながら四季を感じれる
暮らしというのはとても、うらやましい生活です。

2011.4.16

2011年04月16日 | 2011年 住宅
今月末に施工業者さんと契約を控えた住宅模型です。
前回、紹介した模型写真から少し変更があったので修正し更新します。
前回模型

前回模型よりどこが変化したかわかるでしょうか。
変更部分は1階の外部格子を2階格子と同じ親子格子にしました。
変更後の方が立面にリズムがでて修正前より見映えがいいような気がします。
設計作業はこの作業の繰り返しであり、その検討した分だけといっても良いぐらい
いくつもの積み上げが良い住宅を提案できるのではないでしょうか。

北東側です。
西側開口部にも格子を設置しました。

1階部分は外部からの目隠しも兼ねて開口部にも親子格子を設置しており
2階部分に関しては採光確保も含めて戸袋部分だけに格子をはめています。

西側開口部に格子を設置することにより
全体的に建物のバランスが良くなったのではないでしょうか。