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オーディション番組【歌スタ】出演をきっかけに結成されたデュオ、小寺可南子&墨谷美輝によるブログ☆★

最終プレゼンまでの道!それから

2007-02-24 04:58:40 | お歌のこと
4月にライブをする事になりました。

はい。だいぶ前の日記でも言った事ですね。
でも、何度でも言わせて欲しい。

ライブをする事になりました。




このライブが決定するまで、
私とみきてぃはお互いにとても悩んでいました。

話は最終プレゼンの収録が終わった直後まで遡る…



鎌田さんの事務所のマネージャーさんもかけつけてくれた収録後、
近くの居酒屋さんに立て続けに満席で「ごめんね」と断られながら、
(ごめんねはもう慣れっこですから、全然いっすよ~!by鎌田さん)
ようやく辿り着いた居酒屋で、打ち上げをしてもらいました。
だれひとり涙ひとつこぼさない楽しい席で
みんなきっと気持ちはおなじだったと思う。
言葉に言い表せないほどの悔しさと、
やりきったはずという充足感、
そして、全てが終わった寂しさ。

苦いビールは、一瞬の幸せと、切なさと、
酔うことを許す優しさを含んでるんだなと思った。
張り詰めてる胸の中へ、一気にぐっと飲み干した。


宴もほどよく進んだ頃、
マネージャーさんがまっすぐな視線を私たちに向けながら話してくれた。

二人の事を見捨てたりしない。
今後も一緒にやっていこう。

マネージャーさんもまた、早朝リハからご覧になって下さっていたのでした。私たちがスッピンで、まったく出ない声のままステージで苦戦してる姿と、
本番、肝が据わって楽しくのびのび歌っていた姿と、その両方を見て
一緒にやっていこうと思った。と、力強く仰ってくださいました。

その言葉を聴いた瞬間。
私は溢れ出る涙をこらえる事ができずに、
それおろか鼻水まで垂らしてしまっていました。
「落ちた奴を、支持してくれる人なんかいない」
そう思ってはどん底の気分を味わってた自分が、一瞬にして救われた。
こんなにありがたい言葉はないだろうと思うくらい、
しみじみ染み渡る言葉でした。


涙の後すぐ、隣で同じようにこの言葉を聞いてるみきてぃの表情が
私と同じではないだろうということに、はたと気が付いた。
彼女は、彼女の答えを見つめていた。
それはこの1年一緒に歩んできた私には
十分に想像できる答えだった。

「音楽から離れて、NYへ行こうと思っているんです」

不安げな瞳の中に確かな決意の色を湛えながら、
彼女は自分の見ている答えについて、訥々と話し始めた。
4月頃には発とうと思ってること。
帰りはいつごろにするか決めてないこと。

鎌田さんもマネージャーさんも、
ふたりでこれからもやっていくという答えを期待していたと思う。
私もそうだった。これまでとは違えど、ふたりして音楽で、繋がっていくと。
だけど彼女の揺るがない決心を引き止める事は出来ないのだとわかった。
NYで手に入れたいもの、見たかったものを見つけて帰って来て。それまで待ってる。
そうとしか言えなかった。



それから二人で話し合いを重ねることになった。
大阪に帰ってきてからも、何度か考え直して欲しいと言いかけた。
音楽から離れるって、どれくらい?
また一緒に歌える未来はあるの?
ここまでやってきた事は、無駄なことだった…?

わからない。今はまだ、わからない。




そんな状態だったけど、二人でひとつ決めたことがあった。
いままで応援してくれたみんなに、感謝を伝えたい。
ライブをしよう。みんなを呼んで。離れる前にもう一度。
心を込めて、私たちがこの一年ライブで歌ってきた曲たちを歌おうよ。
お互いに春までは仕事や活動のスケジュールが既に決まっていたので
4月にNYへ発つ前に、できたらいいねと、ぼんやりではあったけど決めた。


12月末は単独のライブや仕事で忙しく、
私はむしろそれがありがたかった。
最終プレゼン以降、何が変わることもなく
日々は十分な時間と共に過ぎていく。


年が明ける前には、私はみきてぃからこんな言葉を聞くことになる。

「4月以降、私を待たないでかなちゃんひとりで活動してみてほしい。」
その必要がある。1人でもきっと大丈夫だから。かなちゃんは歌い続けて。



年末、怒涛の一年が幕を閉じ、
年明け、放送日が耽々と近づいてきていた。







つづく。


さっきコメントチェックしたら、
あらら?!そうか、みきてぃごめん!!
バスじゃなく飛行機で当日入りだったのね(笑)
記憶があいまいやったわぁ、
すいまてん…。



* c a n a *

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