最近ウォッチリストから外したユニリタの17年3月期決算です。 セグメントは、データ活用事業、システム運用事業、メインフレーム事業及びその他事業からなります。 売上順に、システム運用事業は減収赤字拡大、メインフレーム事業は横ばい、データ活用事業は減収減益、その他事業も減益でした。 まだまだ事業構造改革は道半ばのようです。 売上高は2.6億円減少した一方で、売上原価は0.2億円増加、販管費は2.0億円減少でした。 その結果、売上総利益率は74.9→73.6%、営業利益率は21.3→21.0%に悪化しました。 利益率自体は悪くありませんが、とうとう減収に転じたのは懸念材料です。 来年度は、経営陣刷新でテコ入れするようです。 資産は、現預金が68.8→82.5億円に増加しました。 順調に手元資金は積まれているようです。 負債は、長期借入金が無くなりました。 分厚い純資産と共に、鉄壁の財務体質を維持しています。 潤沢な手元資金の割りに、あまり投資には積極的ではないように見えます。 伸び悩んでいる現状で、年商以上のキャッシュを寝かせておくのも勿体無く感じられます。 ここ3年間で事業が伸び悩んでいるのは一目瞭然です。 キャッシュリッチでこの結果では、株主の目にも魅力的とは言い難い様に思えます。 |
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