某サイトで見かけた弁護士ドットコムの20年3月期決算です。 法律相談ポータルサイトや税務相談ポータルサイトを運営していますが、最近は電子契約サービスのクラウドサインが有名になってきました。
売上高は10.0億円増加した一方で、売上原価は1.8億円、販管費は9.4億円増加しました。 その結果、売上総利益率は85.2→84.4%、営業利益率は16.3→9.5%に悪化しました。 販管費が先行して増えているため、営業利益率はかなり落ち込みました。 資産は、現預金が14.0→12.0億円に減少しました。 一方、ソフトウェアや投資用有価証券を中心に固定資産が3.6→5.7億円に増加しました。 負債は、有利子負債は見当たりませんでした。 今期も固定負債の計上がなく、分厚い純資産が目立つバランスシートです。 営業キャッシュフローマージンの低下は、辛抱のしどころでしょうか。 厚い手元キャッシュも有り、フリーキャッシュフローのマイナスも問題なさそうです。 在宅勤務の急増による電子契約化の流れが追い風になって、株価も急騰しています。 クラウドサインの確実な収益化が今期のキーポイントとなっています。 |
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