2021/8/29 あい（3076）

ウォッチ銘柄であるあいの21年6月期決算です。 4つの事業セグメントのうち、2つが増収減益、残り2つが減収減益と微妙な結果でした。 昨年から持ち直したとは言え、まだまだ見通しが不透明なようです。 セグメント 2021 2020 増減率 セキュリティ　売上高 機器　　　　　　利益 12,731 5,286 12,485 5,112 +2.0% +3.4% カード機器　　売上高 及び　その他　　利益 3,686 491 4,587 647 ▲15.3% ▲29.5% 情報機器　　　売上高 利益 19,277 3,236 15,214 1,354 +26.7% +139.0% 設計事業　　　売上高 利益 4,297 149 4,631 341 ▲7.2% ▲56.2% 売上⾼は30.4億円増加した⼀⽅、売上原価は14.3億円増、販管費は2.4億円減でした。 その結果、売上総利益率は46.6→47.0%、営業利益率は17.6→20.4%に改善しています。 売上高増でも販管費減とは恐れ入ります。 資産は、現預⾦が255→321億円と増加しました。 また、のれん代は22→19億円と圧縮されています。 負債は、今期も短期/⻑期借⼊⾦共に計上されていません。 一方、利益余剰金は407→445億円に積み増されています。 営業キャッシュフローマージンは20%台に乗せました。 フリーキャッシュフローも80億円を突破しています。 株価は2,000台に戻して、その後はもみ合っています。 来期3,000へのアプローチは成るでしょうか？