国内の連続増配銘柄である花王の23年12月期決算です。
主力のハイジーン&リビングケアやヘルス&ビューティケアは堅調でしたが、化粧品やケミカルの不調が目立ちます。
セグメント |
2022 |
2023 |
増減率 |
ハイジーン 売上高 リビングC 利益 |
516.5 30.7 |
522.5 41.9 |
+1.2% +36.5% |
ヘルス 売上高 ビューティ 利益 |
369.5 34.6 |
392.9 42.8 |
+6.3% +23.7% |
ライフケア 売上高 利益 |
55.7 0.0 |
56.3 0.0 |
+1.0% - |
化粧品 売上高 利益 |
251.5 14.1 |
238.6 5.3 |
-5.1% -62.4% |
ケミカル 売上高 利益 |
402.5 29.5 |
366.1 24.8 |
-9.0% -15.9% |
売上高は¥1.6兆→¥1.5兆、営業利益は¥0.11兆→¥0.06兆と減収減益でした。
数量減を円安で補い切れず、原料高もあって苦しい展開でした。
資産は、現預金が¥0.27兆→¥0.29兆と増加しています。
その他に、のれんが¥0.19兆→¥0.22兆と増加しています。
負債は、長期の社債並びに借入金が¥0.06兆→¥0.12兆と増加しています。
利益剰余金も¥0.74兆→¥0.71兆と減少しています。
営業キャッシュフローの漸減に歯止めが掛かりました。
もっとも減損処理や棚卸資産の圧縮によるものなので、まだ予断を許しません。
投資ファンドの改善要求もあって、株価は切り上げています。
業績もついてくると良いのですが・・・
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