ウォッチ銘柄であるセリアの22年3月期決算です。
出店ペースはやや鈍りました。
直営店比率は上がっていますが、直営既存店売上高は前期比97.9%とマイナスで着地しました。
店舗 |
2021 |
2022 |
増減 |
直営店 店舗数 うち出店 うち退店 |
1,742 +141 -32 |
1,833 +137 -46 |
+91 |
FC店 店舗数 うち出店 うち退店 |
45 0 -1 |
43 +1 -3 |
-2 |
売上高は74億円増加した一方で、売上原価は41億円、販管費は36億円増加しました。
その結果、売上総利益率は43.3→43.4%と改善、営業利益率は10.6→10.1%と悪化しました。
コロナ禍の小売業としては健闘したと思います。
資産は、現預金が536→552億円に増加しました。
その他に、建物が379→412億円に増加しました。
負債は、今期も有利子負債は計上されていません。
利益余剰金も825→915億円に増加しました。
営業キャッシュフローは減少してしまい、営業キャッシュフローマージンも10%を割りました。
一方で投資キャッシュフロー抑制で、フリーキャッシュフローは150億円を確保しました。
株価は下落が止まりません。
円安と物価高のダブルパンチで、今期は一層逆風が続きそうです。
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