かつて所有していたディップの21年2月期決算です。
コロナの影響もあって主力の人材サービス事業は3割以上の落ち込みでした。
期待のAI・RPAも、まだまだ収益化には程遠い状況です。
事業 |
2021 |
2020 |
増減率 |
人材サービス |
31,671 11,844 |
46,396 18,809 |
-31.7% -37.0% |
AI・RPA |
823 -541 |
46 -535 |
- - |
売上⾼は、139億円減少した⼀⽅で、売上原価は3億円増、販管費は71億円減でした。
その結果、売上高総利益率は93.5→89.8%、営業利益率は30.9→22.5%に悪化しています。
これだけ売上高が落ちても、利益率はなお高水準です。
資産は、現預⾦が192→125億円に減少しました。
その他に、ソフトウェアが52→62億円、投資用有価証券が42→57億円に増加しています。
債務は、今期も借入金は計上されていないようです。
利益余剰金は314→283億円に減少しています。
今期は、営業キャッシュフローが半減してしまいました。
営業キャッシュフローマージンも20%を割っています。
株価は20年11月で底を打って、以降は上昇基調です。
コロナ前の水準にほぼ戻して、期待感の高さが伺えます。
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