国内の高配当銘柄である武田薬品の19年3月期決算です。 Shire買収で大きな転換を迎えています。 売上高に占める日本は27%に過ぎず、グローバル市場での生き残りを目指しています。
売上高は¥1.8兆→¥2.1兆、営業利益は¥0.24兆→¥0.20兆と増収減益でした。 もっともShire買収の影響を除けば、増収増益だったようです。 資産は、現預金が¥0.29兆→¥0.70兆と急増しています。 またのれんも、¥1.0兆→¥4.2兆と激増しています。 負債は、長期借入金が¥1.0兆→¥4.8兆とこちらも激増でした。 純資産も¥2.0兆→¥5.2兆と、バランスシートが激変しています。 営業キャッシュフローマージンは、16年3月期の1%から急回復しました。 今回のM&Aも大きな出入りがありましたが、これもグローバル化の痛みなのでしょうか。 経営陣も国際化が進み、「武田薬品工業」の社名も古臭く感じます。 そのうちTAKEDAにでもなってしまうのでしょうか。 |