ポートフォリオ11位を占めるPhilip Morris International(PM)の16年12月期決算です。 事業構成は、タバコ100%です。 地域別では、ヨーロッパ36%、アジア27%、EMEA24%及びラテンアメリカ・カナダ12%となっています。 売上高は、$73.9B→$75.0Bと1%増、営業利益は$10.6B→$10.8Bと2%増でした。 ドル高に苦しめられましたが、業績は2015年で底打ちしたようです。 資産は、現預金が$3.4B→$4.2Bと増加傾向です。 資産構成上、特に目立つ変化は無いようです。 負債は、長期借入金が$25.3B→$25.9Bとほぼ横ばいです。 悪化傾向は止まったものの、債務超過が継続しています。 為替の影響はあるものの、安定した営業キャッシュフローが安心材料ではあります。 さすがに今期は自社株買いは計上されていません。 他ではお目にかかれない債務超過が、追加購入意欲を削ぎます。 MarlboroやL&Mと言ったブランドと加熱式タバコiQOSが強力な武器とは言え、喫煙者では無いのでその魅力が理解できていないのかも知れません。 |