地味ながら成長性が高いコスモス薬品の16年5月期決算です。![]() 九州を地盤としてドラッグストアを展開しています。 新規出店は、中部地区に4店舗、関西地区に16店舗、中国地区に20店舗、四国地区に9店舗、九州地区に40店舗、合計89店舗でした。これによって、現在738店舗となっています。 売上高は、388億円増加した一方で、売上原価は300億円増、販管費は72億円増でした。 その結果、売上高総利益率は19.1→19.4%に改善、営業利益率は4.2%で横ばいとなっています。 今後は九州地区に次ぐターゲットとして、中部地区・関西地区への出店を強化するようです。 ![]() 資産は、現預⾦が186→273億円に増加した一方で、固定資産は1,105→1,317億円に増加しました。 固定資産は、建物及び構築物が1,092億円を占めていますが、土地は賃貸によるため、建設協力金や敷金・保証金が152億円計上されています。 債務は、長期借入金が82→162億円に増加しました。 17年5月期も93店舗の出店を計画しているので、金融緩和の低金利下で積極策は続くものと予想されます。 ![]() 小商圏ドラッグストアビジネスでは、東北の雄である薬王堂に対して、西の雄のコスモス薬品と言った感があります。 共に中央を目指して、順調に勢力を拡大しているようです。 |