2/12時点でPER8割れまで売り込まれている日本コンセプトの15年12月期決算です。 石油化学品、洗剤原料、インキ、香料、食品材料などの液体貨物を扱う、タンクコンテナによる輸送事業を展開しています。 アジアのみならず、欧米諸国にもサービスを展開しています。 売上高は6.9億円増えたのに対して、売上原価は3.8億円、販管費は0.7億円増加しています。 売上総利益率は30%台を維持しており、営業利益率も19%を超えています。 ただし来期のドル為替想定を\115と置いているのが、業績にどう影響するのか要注意です。 資産は、現預金が23.9→25.3億円に増加しています。 タンクコンテナ資産は特に増加は見られず、投資も水島支店の設立によるものなので、一応の体制は固まっているのでしょうか。 負債は、長期借入金が39.3→36.2億円と依然高いレベルです。 タンクコンテナの償却が20年なので仕方ないのでしょうか。 ROEは20%台を維持しており、タンクコンテナに特化したビジネスモデルは成功しているようです。 売上こそ伸びが鈍化しましたが、利益面では直近の中国低迷の影響もさして見えず、再参入を検討してみたくなっています。 |