洗浄剤でヘッドクリーニングを行っても、全然良くならない。次なる手段は、ヘッド自体を洗うことです。
ヘッドは通常、印刷時以外はホームポジションで待機していて、インク交換のためにユニットを開けるとそこに戻っていることが分かります。電源をオフするとガチャガチャいってホームポジションにロックされます。
電源が落ちて静かになる前にすかさず電源プラグを抜くと、ロックされずにフリーになります。
そしてヘッドをぐいーと動かし、真ん中あたりに持ってきます。
(その写真を撮り忘れました)
四隅がネジでとまっているので、ドライバーで緩めます。ネジを隙間に落とさないよう注意して外します。先端が磁石になっているドライバーだといいです。
真上に持ち上げると、ヘッドが外れます。
外したヘッドです。つるつるの鏡のようですが、ここに無数の小さい穴があいているんですね。そりゃ詰まるだろう。
足場として厚紙(インクの空き箱)を敷き、ラップで液だれ防止の養生をした所に、キッチンペーパーにマジックリンを染み込ませたものを置き、その上にヘッドを下向きに乗せます。
色ごとに、スジ状に色がつきました。
途中で位置をずらしたので、3つのまとまりで色がついていますが、どの色もまんべんなくスジ状になっていると思います。
詰まりは取れたかな?と思いました。
ただ、どのくらいやればいいのか分かりません。
キッチンペーパーを何度か替え、色が出なくなったところで終わりにしました。
ヘッドを元に戻してネジを締め、電源を入れてヘッドクリーニングを行いました。
しかし、チェックパターンを印刷すると改善していませんでした。
黒がなんとか見えるくらいで、他の色はそれよりもうっすらです。
この方法もダメなのか。ここまでやってもだめならもう諦めようかな。
クリーニング後に少し時間をおくと直っている「こともある」そうなので、期待せずに明日まで置いておくことにします。
翌日チェックパターンを印刷してみても、同じでした。
できることは全て試したので残念ですが、色々調べて考えたのは楽しかったです。
やり方は分かったので、また涼しくなったら試してみることにして、しばらくはスキャナーとして使うことにします。
というわけで、「インク詰まりがどうにもならない」という結果でした。