江戸川教育文化センター

「教育」を中心に社会・政治・文化等の問題を研究実践するとともに、センター内外の人々と広く自由に交流するひろば

給食カレーに漂白剤混入事件は何故起きたのか?⑤ ―ネット社会の負の遺産・コントロール不可能な暴走する凶器の脳―

2022-10-17 | 随想
瞬時に人と繋がるネット社会が当たり前の世代は結果を予測しない。
思考回路も逡巡や躊躇いを排して、即実行に移してしまう「洗脳された、汚染された脳」になっているのかも知れない。





最近の事件でも、「母と弟を殺すための予行練習」として15歳の女子中学生が母娘を刃物でさして重傷を負わせた。

エタノールを酒に混ぜて妻を殺害した40代エリート社員。

21年8月には自分が年上なのに「大学生の時ため口で言われた」ことを根に持ち、25才の男性が22才の男性に駅で硫酸を顔に振りかけた。
ため口一つが強烈な恨みに転嫁する感覚は理解しがたいが、些細な事と思っても恨みに繋がってしまうことが普通の感覚になってきている時代なのだろうか。


頭で考えて自分の思い通りになると錯覚している愚かさに気付かねばならないのに、人の脳はどこかで暴走を始めている。
ゆっくりのんびりたくさん間違えて、失敗して笑ったり笑われたり許す気持ちが大事で脳の栄養になると思うが・・・。

効率化を求め、成果を直ぐにだせと尻を叩く社会構造が人をダメにして、ギスギスしたトゲトゲした人間関係を作っている。


一番の元凶は国民の生活を顧みない世襲政治家や自公政権の「腐敗堕落」と「品位と品格の劣化」と「無教養さ嘘とごまかし」を野党が許している政治状況にある。

生活苦はどの世代も実感している。
真面目に働いても低賃金で何も報われない。
それが人を騙して高齢者からお金をだまし取る詐欺天国を作り出している元凶だ。

(完)


<デラシネ>

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1 コメント

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Unknown (小池孝之)
2023-01-16 00:05:00
確かに最近の事件は、事件というものは全て異常なのですが、動機が昔?とは違って異常です。そして思ってもやってはいけないという耐性がないですね。若者のネット離れ、SNS離れがすでに言われています。離れの後に残る場を作っていきたいですね。
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