病気になればそれら社会資源を活用するのは当然の権利ですが、
中には「え?」と絶句したくなるケースにも出会います。
働けるはずなのに年金をもらいたくて、前医から断られ当院に流れて来る方など。
手帳の等級が上がればお得だからと等級変更を申し出る方。
主治医の診断を受ける前から自立支援医療を希望する方。
年金は特に診断書が重視されますので、ドクターの見立ては間違いだ。自分は重症で、辛くて大変な思いをしていると詰め寄
る方。
すごい執念は怨念のように強さを増し、決して諦めることはいたしません。
主治医と患者も人と人の関係性。
押し切られ、書き換えてしまうケースも。
他の病気ならありえませんが、これが精神障害の現実で、言ったもの勝ちの世界かも。
仕事したくない→自立支援で病院かかろ→休職診断書よろしく→手帳取ります→年金ちょうだいね→これじゃ生活できないから足らない分は生活保護で。
あの、仕事探してみませんか?
時々アドバイスしますが、無理ですときっぱり。
近年我が国の就業人口は低い。どの業界も慢性的な人手不足、自営業も後継者不足。
だのに、70歳を超えて未だ就労している人の数の多さよ。
日本の未来はどこにある?
心の健康は大切な視点。でも生きていくためには、それなりに仕事をしましょうか。
今できることを模索しながら。