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合言葉はヒュッゲ

騙し取った22億のお金の行方

先日、大手生命保険会社の生保レディ詐欺事件の特集を観た。

銀行行員による多額の横領事件は昔からよく聞かれるが、生命保険って?
しかも、この生保レディ、逮捕された時には89歳とかなりの高齢だった。そして、その年でまだ現役バリバリだったとは何とお達者な。

この生保レディのばあちゃんは、顧客を700人も待っていて、その内の21人が受け取る保険金を特別な口座に預けておけば高金利がつくと甘い言葉でそそのかした。

この低金利時代に10%つけると言われれば、そりゃあ心が動くでしょう。
番組では、被害者の1人の女性への手口が明かされていた。驚くべきことに、亡き母の保険金5000万円の束をまず見せてから、これを一旦預からせてもらえば。一年後に500万の利息を振り込むと約束。

しかし、期日が過ぎても入金はなく、不審に思った女性が問い合わせると言葉を濁しもう少し待ってと理由を明かさない。
録音していて正解でした。他にも騙された人の声が集まり、2020年に逮捕となりその金額の多さと年齢が話題となった。

詐欺師は口が上手く相手の心にするりと入り込む。気配り上手で訪問時には必ず高級品の手土産を持参して、笑顔と当たりの良い言葉で機嫌を伺う。

トップセールスマンとしてのオーラと自信に満ちた姿が信頼を勝ち取る。なんたって半世紀も営業続けてきたんだもんね。その老舗感に騙されるよなあ。

山口県という土地柄も影響していたのではと思えた。都会よりうんと親密にじわじわ関係を結べるだろうから。

もやるのは、22億もの大金がどこに消えたのか未だに不明だということや、高齢であることから不起訴処分に終わったこと。
え?高齢たって、89まで現役だったトップセールスレディだよ。被害者への賠償は会社が負うことで片付いたとしても、何か変。

お金って怖い。名誉と欲と見栄と欺瞞の結果が彼女を詐欺に走らせた?理由はどうあれ顧客の信頼を裏切った罪は大きいと思うなあ。

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