桜さくらに歌われて/お箏三弦日記

皆さまこんにちは。しがない箏三弦の師匠のブログでございます。どうぞごゆっくりおくつろぎ下さい。

母の言葉

2018-05-11 02:17:12 | 日記
今日は母の病院で、院内5ヶ所回らねばなりませんでした。13日の支度をしたかったのですが、こればかりは仕方ありません。

今日、母の車椅子を押している時、母が
「お母さんが死んであの世に行っても、お父さんと2人で絶対守るからね。」


………………………万感胸に迫るとはこういう事でしょうか。
母と私は親子であっても、相当に違う人生でした。その言葉にお互い去来するものも、違っていたかもしれません。
車椅子を押していたから、母は私の顔を見ていませんし、私も母の顔を見ていません。

母の点滴が始まり、うとうとと寝始めたので、顔を見られたくなくて半ば逃げるように喫茶室に行きました。こらえきれない事もあります。

窓の外は良いお天気でした。
いつか私が晩年、母と同じ病気になってこの病院に入ったとしたら、
この喫茶室から同じ景色を見て、今日の日を懐かしく思い出すのかな…と思いました。
その時はどんな気持ちかしらと思いました。

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