としちゃんの今日のひと言

古希も過ぎ今年は72歳身体の軋み物忘れそして不整脈など沢山のお土産貰いましたがまだ何かありそう探してみましょうネ

那須連山縦走その二

2012-10-20 00:33:03 | 山歩き

 一夜明け今朝は風なし雲ありまあまあの晴天、夕べは19時過ぎ寝床に (湯冷め防止)お陰で睡眠十分⇒絶好調。

今日(10月14日日曜日)の予定

三斗小屋温泉⇒隠居倉⇒熊見曽根⇒三本槍岳⇒須立山⇒甲子山⇒国道289号まで歩行距離12km・徒歩7時間

午前7時過ぎ「さぁ~出発」。

いきなりの狭い急登、でも里山の道って感じ、朝いちの登りを意識してユ~ックリ一歩一歩刻む。

振り返ると下の方に夕べお世話になった旅館、北の方に目を移すと紅葉の森の上に大峠、狼煙のような雲が立ち上って見える。

 

少しだけヒンヤリする澄んだ空気、美味しいとは思わないが「本当に清々しい、つくづく生きていて良かったって朝から感じてしまいました」(夕べの赤ワインもちょっとだけ思い出しました)。

道も里山から山そして木の階段に変化、時々立ち止まって紅葉を眺め気に入るとパチリ(歩きながらの眺望勧賞は事故のもとですからネ~)。

前方の紅葉の斜面からもうもう沸き立つ水蒸気、夕べの43℃以上あった大風呂の源泉、前日見た茶臼岳のそれとは異なり紅葉を包み込む柔らかな雲のよう。

ここから先は登りがきつくなり手懸かりのロープだったか鎖だったかに頼ったが、どちらだったかハッキリと思い出せない(恥ずかしいこと)。

そして隠居倉近くの尾根道360度の展望、今登って来た尾根筋の紅葉が美しい、左側の大峠、右側の茶臼岳、ズウ~と後ろの故郷群馬県の山々「イイナ~」。

午前8時20分過ぎ隠居倉に到着、小休止青空は見えるが太陽が雲に遮られてしまい冴えない色の紅葉、それでもパチリ、パチリとお楽しみ。

15分ほど休憩熊見曽根に向かって出発、比較的平坦な道を景色を楽しみながら歩く、標高が高い所為か足下には霜柱が沢山見られる気温の上昇に従い溶けだすのが心配。

熊見曽根を通過、中の大倉尾根の合流点を目指し日焼けを気にしながら黙々と一列縦隊、昨日とは打って変わって静か赤トンボを目で追いながら「こりゃ~極楽極楽」。

 遮るものなし申し分ないこんな尾根の道を楽しむことが出来ました。

  

そしていよいよ清水平へここは前後と比較すると少しくぼんだ地形、暫く木道上を歩くことが出来たがその先はハイマツの間のぬかるんだ道、上品に跳ねを飛ばさないように歩く。

 

午前10時20分三本槍岳(1,916.9m)に到達、旅籠を出発してから3時間ちょっと、でもリーダーに確認したら本日の行程のまだ三分の一くらいしか来ていないってガ~ン。

昼食にはまだ早いので小休止で次の目的地須立山を目指し笹やハイマツなどの比較的背丈の低い灌木の間を前進、前方には磐梯山や猪苗代湖がうっすらと眺められ何かここでも得した気分。

暫くして左手前方斜面の下に鏡ケ沼が見えて来ました、前進するに従い眺めが変わるので歩いては立ち止まりパチリ、の繰り返し結局10枚ほど撮した中から添付写真はこれ

 

午前11時15分頃須立山(1,720m)に着きリーダーから昼食のお許し、宿屋で用意してくれたお握り弁当を食べながら(何時もと違う、今一つ物足りなさを何だろうと思案「愛情不足か?腕前か?はたまたお新香がないからか?」)。

須立山から甲子山への北側斜面は急傾斜かつガレ場の為いささか肝を冷やした、ロープは有るが不完全・足を踏み出すと足の下の石が数センチずれ下がる、落石の恐怖など緊張した。

通りすぎた後で振り向いて須立山を撮しましたがそんな斜面に見えるでしょうか?

そして坊主沼の縁をとおり見事に紅葉たブナの原生林のアップダウンを楽しみダケカンバの森を通り抜け最後の急登を越えると甲子山山頂(1,549m)へ。

  

 

これが甲子山山頂の紅葉、14時30分過ぎにいよいよ下山開始、あれほど楽しんだ山なのに薄暗くなった林道をひたすら下り国道289号線へ到着16時過ぎ。

三斗温泉出発から約9時間ゴールイン「ヤッタネ」、お陰様で外反母趾も痛まず、隊列から遅れることもなく、尻餅をつくこともなく。

後日談、復帰3回目の登山今回は筋肉痛にもならず、少しだけ鍛えられ逞しくなったのでしょうかネ、とても嬉しい。

 

次は7月に怪我のためキャンセルした山梨県の瑞牆山へ、今度は体調を整え山や仲間との出合など楽しんで来ます。