悪性リンパ腫(癌)になってから色々思うこと

令和元年8月、43歳の時に悪性リンパ腫ステージ4の診断を受け治療、令和2年3月に寛解。
色々思うことを記録します。

癌になった経緯

2019年09月01日 | 日記
2年ほど前から頭部にコブみたいなものができて、円形脱毛症みたいな状態になりました。円形脱毛症は表面がツルっとしているのですが、私の場合は毛穴があって数本髪の毛が生えていたので、円形脱毛症ではなく病名不明でした。
皮膚科へは半年に一度ぐらいのペースで通っていました。

※円形にハゲができ始めた頃

はじめはネットで自分で調べて粉瘤(ふんりゅう) かもと思って治療を受けていましたが、快方に向かわずコブは少しずつ大きくなって直径5cm程になっていき、隆起も目立つようになってきたので、新しい皮膚科へ行ってみることにしました。3軒目の皮膚科です。ここでも正体不明だったのですが、初めて大学病院を紹介してもらいました。大学病院で病理検査をして確認した方が良いということになりました。大学病院で細胞を検査してもらったら悪性リンパ腫という診断でした。それが、2019年8月23日のことでした。

※病理検査の直前

頭のコブがリンパの癌??ということで、はじめは理解ができませんでした。リンパ腺が腫れてリンパの癌ということなら理解しやすいのですが、頭部のコブがリンパの癌??という関係性がよく解りませんでした。癌でショックというよりも、理解不能ということが大きかったのでショックは特にありませんでした。まだPET-CTを撮っていなかったので、詳細はわからないのでPET-CTを受けてからこころの準備をしようと思っていました。数日後にPET-CTの検査をして身体の色々な所に癌があったのでステージ4という診断でした。頭部にコブがあること以外、特に自覚症状があるわけではなかったので不思議な感覚でした。

診断を受けてしまったら、その診断と向き合うしかないなぁと思っていたので、治療方法をどうするのか?を妻と相談し癌と戦っていくことにしました。癌に限らず大きな怪我や病気は家族や周りの人を巻き込みながら治療することになると思います。

私の場合は、家族のサポートが大きな力になっています。物理的にも精神的にも家族の支え、共に闘う気持ちがないと治療を受けれなかったと思っています。