元上場証券会社店長のブログ

元上場証券会社の店長(東京日本橋支店・大阪北浜支店)現在現役株式為替ディーラーのブログです。日本FP協会AFP

勝利の法則10個条

2007-09-23 13:17:44 | Weblog
一.『相場は悲観の中に生まれ、懐疑の中で育ち、
        楽観とともに成熟し、幸福感とともに消えてゆく』

 誰もが良いという銘柄が、儲かる銘柄とは限りません。そうした銘柄は、既に
 高値圏にあるものが多く、買ったところが大天井の高値掴みになることが多い
 のです。誰もが、見向きもしない時こそ安く買える絶好のチャンスであり、高
 い確率でうまく行きます。

二.『いのち金には手を付けるな』

 ゆとりを持っての投資に心がけましょう。株式投資には必ず値下がりリスクが
 伴ないます。生活資金や教育資金には手を付けてはならず、余裕のない状態で
 は冷静な判断が出来なくなってしまいます。余裕資金で株式投資を行うのが大
 原則です。

三.『さんまのアタマとシッポはくれてやれ』

 アタマからシッポまで食べると毒が回るといいます。決して欲張りすぎてはい
 けません。大底で買って大天井を売るというのは、プロであっても100%無
 理です。仮にそうなったとしたら、それは偶然です。底値ゾーン、高値ゾーン
 といったゾーンで考えるのが、良い結果をもたらします。また、時には「損切
 る」勇気も必要であり、多少の損は勉強にもなり、次回に取り返しが効きます。

四.『農耕型投資と狩猟型投資の区別をはっきりする』

 株式投資には2種類あります。1つは狩猟型投資。これは、名前のごとく動き
 回る株式市場のターゲットを追いかけて短期間のうちに何回も売り買いをする
 投資法です。そして、もう一つは農耕型株式投資。これは、種を蒔くことから
 始めて、じっくり果実が実った頃を見計らって刈り取る投資法です。これを中
 長期投資と言います。個々のスタンスによりこの区別が付いていないと、うま
 くいきません。

五.『リスクについて知る』

 リスクとは、単純に直訳すれば「危険」という意味ですが、株式投資において
 使われる意味はちょっと違います。ウォーレン・バフェットはこの意味を「リ
 スクとは、自分が何をやっているかよくわからないときに起こるものです。」
 と言っています。逆に言えば、最近、投資信託や仕組み債など複雑な金融商品
 が多く出まわっていますが、こういった商品を理解せずに買うと大きなリスク
 にあうということです。きちっと商品を理解することがリスクを小さくする秘
 訣です。理解できない商品は勧められても、「ノー」と言いましょう。

六.『天は自ら助くる者を助く』

 勉強すれば儲かる確率も必ず高くなります。予備知識や事前分析があるに越し
 たことがなく、分かる範囲内から少しずつ勉強して、自分なりのマーケット見
 通しを養いましょう。ただし、相場はまれに理屈では説明がつかない動きをす
 ることがありますので、そのことも頭の片隅に入れておきましょう。

七.『漁師は潮を見る』

 相場の大きな流れ、トレンドを見極めましょう。自分の投資スタンス(どの程
 度の利幅、投資期間、投資金額等)に合った銘柄選択に心掛け、ツキのないと
 きは無理をしてはいけません。相場の世界にも、少なからず運・不運があり、
 ツキがないと思ったら、無理をせずチャンスを待つのも大事です。

八.『筋の耳打ちは信頼するな』

 根拠のない、きな臭い情報に惑わされないようにしましょう。マーケットには
 根拠のない怪情報をもとに売買をする人達(仕手筋)が存在します。こういっ
 た情報に乗って成功した例はありません。王道を行きましょう。

九.『買うべし、売るべし、休むべし』

 時には売買をいったん止め、相場を客観的に眺めることも必要です。売り買い
 を頻繁に行っても、必ずしも儲かるわけではありません。小さな動きに目を奪
 われ、大きな動きを見落とす危険性があります。

十.『株式投資はロマン』

 株式投資は、博打やギャンブルではなく、健全な資産形成になくてはならない
 ものです。高い志とロマンを持って取り組めば、資産が何倍、何十倍となる可
 能性を秘めています。また、ものの見方、考え方が豊富になり自己の向上に繋
 がります。