社労士みょうみょうのちょこっとセミナー

社会保険労務士の仕事を通して思ったことや考えたことを書いています。また制度や法律について、自分なりの解釈でお伝えします。

社会保険ってなに?

2014-02-12 04:58:17 | 社会保険

保険にはアフラックやアリコなど民間の保険と

健康保険や厚生年金保険など公的な保険があります

公的な保険のことを「社会保険」といいます

どんな種類があるかというと





1 医療保険(健康保険や国民健康保険など)
2 年金保険(国民年金(*1)や厚生年金保険)
3 介護保険
4 雇用保険
5 労災保険
の5つです

4、5を労働保険、1~3を社会保険ということもありますが

大きなくくりとしてこの5つが社会保険といわれています

保険である以上

保険料の支払い→保険事故→保険給付の流れは

民間の保険と変りません

では公的な「社会保険」といわれるものは

民間の保険と何が違うのでしょうか?

どんな特徴があるのでしょうか?

細かい違いはいっぱいあるのですが

まずは大きな違い・特徴からです





1 社会保険は強制加入です!

  要件に該当していれば加入の義務があります

  民間の保険のように、入りたい人が入る、そんな保険ではないのです!

2 保険給付の財源は、保険料が中心ではありますが

  国や都道府県・市町村も負担しています(税金ですね)

  運営のための費用は国や都道府県・市町村が負担しています
  (税金ということですね)

  そして雇用されている人の保険料は、事業主が半分支払います


強制加入であること、税金が使われていることを考えると

民間保険に加入する前に

まずは公的保険ですよね?

年金はいずれ破綻するし、民間の個人年金に入らなきゃ!とか

病気になったら困るし、すぐにでもがん保険とか入らないとマズい!

というのはなんか違う…ということがわかりますよね?

扇動的・お得ですよ的な宣伝にまどわされず

まずは、自分が加入している公的保険のことを

もっときちんと調べてみましょう!


*1) 国民年金ですが、実は保険といいつつ、保険の原則である
     保険料支払い→保険事故→保険給付
     ではない場合もあるのです
     保険料が払えなくて全額免除されても、年金がもらえたり
     (もらえる金額は少なくなりますが)被保険者になる前から
      障害があっても、障害年金がもらえたり…
     なので正式名称は「保険」となっていません
     「国民年金」という名称です
      福祉的要素が大きいです
     だからこそ、勝手に無視を決め込まないで、ちゃんと
     保険料を払ったり、払えないときは年金事務所や役場の
     窓口で相談してください!
     
  




コメントを投稿