goo blog サービス終了のお知らせ 

お山にお宮がたちました

お山の神様と神社仏閣めぐり

次の段階へ

2021-01-31 11:12:00 | 田舎の神様のこと

祠を上げた翌日、お仕事のお付き合いのある方(仮名 琴さん)から突然連絡があり事務所に来て欲しいと言われた。日時を一週間後に決めて琴さんの事務所にお伺いすることになった。

市内の山の上に琴さんの事務所はあった。私の自宅から近くなのだが市内が見渡せるような山の上に事務所があって景色は雄大で自然に包まれている素敵な事務所だった。

雄大な景色に魅了された私は、お仕事の話が終わってから散策をさせて欲しいとお願いしたら快諾してくれた。

いつか災害が起こった時の拠点として役に立てるようにとヘリポートをつくっていたりスケールの大きさに圧倒された。市内にこんな場所があるなんて凄い、この一言につきた。

ふと横を見ると鳥居と祠がある。美しい神社がそこにあった。鳥居をくぐって祠に手を合わしお詣りさせて頂いた。



眞名井神社

2021-01-30 10:44:00 | 神社仏閣詣り

籠神社の奥宮に眞名井神社という神社がある。向かう時は全く知らなくて籠神社参拝を終えこっちにも神社があるみたいと呼ばれるように辿り着いた神社だった。眞名井神社の神域は澄みきった空気に充ちていて異次元に迷い込んだかの様な神聖なところだった。台風明けの関係か参拝者はほとんどいなくてあまりの荘厳さに私はその空間で暫く放心状態になって動けなくなっていた。

眞名井神社には太古の昔の祭祀が執り行われていた神域があり、そういう地をみると縄文時代くらいの人の信仰心に思いを馳せる事ができる。ここで祭祀が執り行われ始めた時代、人は神様への想いに溢れていて、神様と繋がって神仏を心から大切にしていたのがわかる。

もし今、全ての人間が自分の内神様と繋がる事が出来たら神様を身近に感じ、自分と同じく他者にも神様がいる事がわかるから悪いことは出来なくなるし、外神様への不敬なんて畏れ多くて絶対しなくなると思う。

実はその眞名井神社で神様の手足となる生き方をしたいですとお祈りした。田舎のお山の神様の事を知る前の事で2年以上も昔のことだ。

祠の建立は少しだけ手足になれただろうか?まだまだだけど神様試験があるなら肉体を預かっている間にきちんとパスしていける人間に成長していきたいと思う。


天橋立

2021-01-29 10:31:00 | 神社仏閣詣り

今から2年以上昔のことになる。お山の神様の事を山さんから聴く前のこと。京都の貴船神社と下鴨神社に急に行きたくなった私は主人にお願いして一緒に行ってもらうことにした。瀬織津姫様という神様のことを知ってからその神様を調べるうちに龍神様も気になりだして、どうしてもお詣りしたくてのことだった。とても大きな台風が来るとかで人がほとんどいなくて、参拝者は私達だけくらいでひっそりと参拝することができた。

実際のところ台風被害は京都にはあまりなくて市内で一泊して翌日予定が入ってなくてどうしようか考えていた時、急に昔から行ってみたかった元伊勢籠神社に行きたくなって主人に提案してみた。

元伊勢から奥伊勢に繋がるレイラインがある事を知ってから、日本という国の神秘性を感じて行ってみたいとずっと思っていた。

奥伊勢の伊雑宮にはもう何度もお詣りさせて頂いてたけれど元伊勢籠神社は行った事がなかった。

近くに日本三景の天橋立があることも知らず、籠神社参拝に向かう人なんて日本中探しても私だけじゃないかと思う。到着し振り向くと天橋立があってびっくりした。


桃源郷にする

2021-01-28 12:31:00 | 田舎の神様のこと

父と母の結婚50周年のその日に母は山の神様に謝りに行った。あれから一年。そんな母が祠建立には一番熱心になっていた。

母が30代の頃、田舎に色々あって心配して霊能者に相談に行った事があったようだ。その時、怒りが鎮まらない山の神がいると聞いたという。そうはいっても、結婚もしていたしその地に住んでいないからどうする事もできず、田舎に行った時、何も無くなった山に手を合わしたりしていたらしい。私の耳に残っていたのも母が時々言ってたからだと思う。そしてそれから30年以上の月日が経ち私が同じ事を山さんから聴かされた。

そんな流れがあったので自分が生きている間にどうしてもきちんとしたいと母は思ったのだろう。山さんと謝りに行った日から一年以内に祠をあげたいと言い続けた。道もなく草も生え放題状態だったから、そんなに急かされてもと思われたけど、自分の中でタイムスケジュールが決まり母が言い続けた一年以内というそのたった一日前に祠をあげることができた。

土台が120キロ、祠が20キロくらい、拝み石や玉砂利160キロ合わせて300キロを原始的な方法で、つまり徒歩で担いで自分達で作った階段を上がって持っていった。全て汗を流して手作業で建立した。業者に頼むわけでもなく、全て自分たちだけでやり遂げた。

祠が光っていた。美しい。神様がいらっしゃると思った。

お祀りを山頂で執り行った。海のもの、山のもの、果物、野菜、お餅、お米、お神酒などをお供えした。神主さんがいるわけでなかったから祝詞は母が奏上した。自家製のお祀りだけど暖かさに溢れていた。

その日の夜は従兄弟の家でご馳走になった。小さな神祭だ。鯛を焼いて、祠建立を祝った。

やっとここまで来た。でも私の思いは一歩を踏み出したところにいる。あったはずの鳥居もない。掃除はしたけどまだまだだ。この美しい神域を桃源郷にしよう、そんなことを考えていた。


白龍様の夢

2021-01-27 12:16:00 | 田舎の神様のこと

山の麓の川沿いに村の人達が昔から水神様といってお祀りしてある小さな祠がある。龍神様なのかわからないけれど、この山の神様の眷属神として山の神様をお護りしていたのではないかと思う。

私の姉が祠をあげる前日、生まれて初めて白龍様の夢をみたという。薄暗い小さな山へ上がり山さんが祝詞をあげてくれると薄暗かった辺りが見る見るうちに明るくなり雲が渦を巻いて白龍になり空へ舞い上がったという。その山に姉と一緒に私と母と既に亡くなったおばさんも上がって行ったと言う。

その亡くなったおばさんに私達はとても可愛がってもらった。生前、そのおばさんはとても信仰深く、どうしてそんなに一生懸命にお経を唱えたりするのと聴くと神仏の大切さをよく話してくれていた。そのおばさんが亡くなって20年以上になる。あの頃は若すぎて神仏の話についてもピンときていなかった私だったけれど今になると自分でも不思議なくらい神仏の有難みが沁みてわかるようになった。

そのおばさんが夢に出てきてニコニコ笑って山に一緒に上がってくれたみたいだ。その白龍様の顔が髭に至るまでリアルすぎてはっきり覚えていて本当に凄い夢だったと姉が興奮して話してくれた。私がその夢みたかったよと言って姉と笑った。

そんなこともあって祠建立の前に白龍湖といわれる田舎のお山から10分くらいの所にある人工池に姉とドライブした。人工池とはいえ神秘的なコバルトブルーの池にすっかり魅了された。