
第82番札所根香寺の山門近くの茂み内には、伝説に出てくる牛鬼が鬼気迫る面持ちで建っています。

牛鬼伝説なるものがあるようです。
江戸時代の初め頃、この地には牛鬼がいて人や家畜に危害を加えていた。
そこで弓の名手であった山田蔵人高清に退治を依頼した。
高清は3本の弓で見事に牛鬼を退治した。
高清は退治した牛鬼の角を切り取り、根香寺に奉納し菩提を弔ったと伝えられている。
現在、根香寺にはその牛鬼の角と呼ばれるものと、牛鬼の姿が描かれた掛け軸が伝わっている。

こちらはまず山門をくぐり、階段を降り、参道を歩き、また階段を上がります。

役の行者石像です。

水かけ地蔵さんです。

白猴欅(はっこうけやき) です。

樹齢1600年とも言われるケヤキの老木であり、香川県の天然記念物に指定されていたが枯死した。
名の由来は智証大師が寺院創建の折にこの樹を伝って下りてきた白い猿が大師を手助けしたと言われる伝説に由来するようです。




寺伝によれば、空海(弘法大師)が弘仁年間(810年 - 824年)にこの地を訪れ五色台の五つの峰に金剛界の五智如来を感得し密教の修行にふさわしい台地であるとし、その一つである青峰に一宇を建立し五大明王を祀り「花蔵院」と称し、衆生の末代済度を祈願する護摩供を修法をしたと伝えられている。
御本尊 千手観世音菩薩
本尊真言 おん ばさら たらま きりく そわか
ご詠歌 宵のまの妙(たえ)ふる霜の消えぬれば あとこそ鉦(かね)の勤行(ごんぎょう)の声


本堂からみるとこんな感じです。

紅葉の季節で、紅葉が綺麗になって来ました。

大師堂です。


お詣りを終え美しい緑に囲まれた参道を後にします。
お詣りさせて頂きありがとうございます。