10時の太陽

中高年の皆さんに役に立つ情報を発信したいと考えております。

相続税の調査

2011-05-30 12:30:41 | Weblog
相続税は、実に約30%の割合で、税務調査が入るのだそうです。

 たくさん財産を持って亡くなった人100人につき、30人分に、税務署の調査
が来るというのです。

「税務調査が来る」とは、「追加で税金を払う必要がある」とほぼ同じ意味です。

 そして、税務調査のあったうちの約85%には、申告モレがあり、追加の税金
を払わないといけなくなっているんだそうです。

 ちなみに、法人税の税務調査率は、5.2%。

 所得税は、1.4%です。いかに相続税が突出しているかがわかります。

 以上のことから、「相続税を支払うほどの財産を持った方が亡くなられた場合、かなりの確率で税務調査が入るので、気をつける必要があります。」

「いい加減なことは許してもらえません」ということです。
 また、さらにいえば、「早いうちから、いい加減でないような形にしておく必要がある」のです。

 ついでに、相続税の申告モレの財産には何が多いかというと、まず、「現金・預貯金」が33.6%、それから「有価証券」が18.9%。

 これらは当局も、調べやすい財産です。

 税務署が金融機関に、過去からの履歴を出すように要請するだけで、すぐに遡って事実確認をすることができます。

 特に多いのが、本当は亡くなった方の財産なのに、家族の名義で預金をし
ているもの。あるいは、家族の名義で保有している株や債券など。

「亡くなった方の財産を計算するときに、これらの財産(家族名義になって
いる亡くなった方の財産)を含めなかったでしょう。実態に合わせて、含め
てやり直しましょう。あらためて相続税の計算をすると、税額が増えます。」

 これらは、名義預金、名義株式といわれるものです。実態は亡くなった方
の財産なのに、名義だけが、その人の家族(遺族)になっている財産です。

 では、この「名義~~」が、正真正銘、亡くなった人の財産ではなく、名
義の通りに、すでに家族の財産だと認めてもらうにはどうしたらいいのでし
ょうか?

将来の年金

2011-05-25 09:53:12 | Weblog
将来の年金のゆくえ。

「将来の国の年金は全くあてにならない・・・・だから早いうちから資産運
用を、あるいは、個人年金保険を、ワンルームマンション投資を・・・・」


 政府が未来の年金の在り方を明確にしてくれないおかげで、民間企業は、
それを上手に逆手にとって、都合のいいセールストークを作り上げています。

 民間企業のあり方としては、とてもまっとうなやり方です。

「国民が将来安心して暮らせるビジョンを示せ!」とメディアや評論家は力
説しますが、もし、そんなビジョンが示されたなら、一所懸命に働く人が少
なくなり、すぐにみんな、安心して暮らせなくなります。

 そしてまた「将来安心して暮らせるビジョンを!」となります。

 老後になっても安心して暮らせるセーフティネットの話は、不満や不安を
少し和らげる効果はあっても、「満足」を提供するまでには決してなりません。

 というのも、「満足」は人から与えられるものではなく、自分自身の行動
の結果として、それがうまくいっても、うまくいかなくても、得られるもの
だからです。

 1960年代~1970年代の高度経済成長時代に頑張った人たちは、自分の老後
の安心のために頑張ったわけではないと思います。
 
 諸先輩たちが、私たちよりも老後の年金について興味関心を抱いていたと
はとても思えないのです。


 さて、先日、厚生労働省の年金改革案が明らかになりました。

「誰が考えても、おおむねそうなるしかない」という感じで、細かい部分は
ともかく、流れとしてはそうなのかな、という気がします。

 背景には、急速に進む「少子高齢化」があります。

 年金をもらう人が増え、その人たちの年金原資を保険料の形で支払う現役
世代が少なくなっていくのですから、解決策は、おおざっぱにいうと「年金
額を少なくして、保険料を増やす」しかありません。


◆高齢者の年金額を少なくする案

・高所得者の基礎年金を減額
・支給開始年齢の引き上げを中長期的に検討
・デフレ経済下での給付調整策の検討(景気が悪いときには、給付を減額の
方向で考えるということなど)

◆現役世代の保険料を増やす案

・短時間労働者(パートなど)の厚生年金加入条件を緩和
(週30時間以上働く人から、週20時間以上働く人を加入させる)
・高所得者の厚生年金保険料の上限の引き上げ

◆その他
・60歳代前半に働いている人の年金減額幅の縮小
(現役世代を増やすために働くモチベーションを高める施策)
・産前・産後も厚生年金保険料を免除
(子供を生む人のバックアップ、将来の現役世代を増やす取り組み)


 今後、流れは変わらないとしても、紆余曲折を経て、細部がどうなるか?



ワンタイム保険

2011-05-21 08:56:40 | Weblog
ドコモには、「ワンタイム保険」という損害保険があります。

 保険料は、携帯電話料金と一緒に請求・徴収されるので手軽。

 いちばん使い勝手がいいのは、必要な時にだけ、安く加入できるというこ
と。

 スポーツをするときだけ、レジャーに行っているときだけ・・・というよ
うに。

 1泊2日で300円~。安い。

 保険の種類は、4種類。

・スポーツ・レジャー保険
・ゴルファー保険
・国内旅行保険
・海外旅行保険

 これらはすべて、傷害保険(損害保険)です。傷害保険にいろんなオプシ
ョンをつけて、それぞれの用途にあったものにしています。

 スポーツ・レジャー保険は、スポーツやレジャーをしているときの自分自
身のケガ、他人の体や持ち物に損害を与えてしまったときの損害賠償、モノ
の盗難などに備えています。

 ゴルファー保険はゴルフに特化したもので、自分のケガや用具の損害、他
人に負わせたケガや他人の持ち物に損害を与えたときの賠償、その他、ホー
ルイン・ワン時の記念品購入費、祝賀費用などに対して保険金が支払われま
す。

 国内旅行保険、海外旅行保険は、言葉の通りです。

 旅行中のケガを補償します。


 これが具体的な保険金と保険料。
→ http://www.nttdocomo.co.jp/service/convenience/onetime_insurance/charge/

 これくらいの金額で補償が得られるなら、払ってもいいかな、と。

 ただ、加入する前には、補償の範囲をしっかりと確認しておくこと。

 危険なスポーツなどは、対象外となっているケースもあるようです。