
Eはエネルギー、mは相対値が計測されている特定の質量、cは与えられた一方向への放射の速さ(半径として二乗される)。-アインシュタイン方程式-
エネルギーと質量の関係を説明するらしいあまりにも有名な方程式である。
エネルギーとは、つまりは、熱量に換算される。
熱現象には、非可逆性が見られる。例えば、放置された状態の場合、熱は温度の高い方から、低い方へしか流れない。他と接触が無い独立した系の中では、決して減少しないという。
このような、ある条件の下で、存在可能な状態の多少を表す言葉が、エントロピーといわれる。
要領は得ないが、非可逆性とは、逆流はしないということだもんで、通常状態では熱エネルギーは常に失われる方向にあるということだけは、なんとなく判る。
LALALAさん。ご参加ありがとうございます。
つまり、特定の質量がするなんらかの活動の二乗の勢いで、エネルギーは生まれ、そのエネルギーは、その他のなにものかと接触のある限り、常に減少の危険に晒されている。ということなんだ。
減少の危機があるとすれば、増大の好機を創らねばならないということだ。
それが、エネルギーを必要とするものの宿命だ。
太陽からのエネルギーを根幹の動力源として僕達は存在している。
相対的な質量が丁度いい具合で、エネルギーの供給を受けている。その全ては、所謂放射によって届けられる。
人間も同じように、自分の質量に見合ったエネルギーを取り込み燃焼させ、排出している。
つまり、質量と放射スピード等の差を考慮しなければ、太陽も核爆弾も人間も動植物も同じ燃焼系である。
太陽の排出するエネルギーを二次利用する事で、地球は成り立っているわけだ。
要するに太陽の出す、我々で言う発熱・発汗や排泄物に当たるものである。
もとい。
取り込んだ若しくは蓄積されたエネルギーと、奪われた若しくはエントロピー的減少エネルギーの採算が赤字になれば、お陀仏である。
全てはお陀仏の方程式なのかもしれない。
物理学というものは、一体物理を探求する。僕達もある種のブツである以上その方程式と無縁ではない。
エントロピーにおいては、「接触しない」独立した系においては、決して減少しないという。
もし宇宙全体を、「それ以外」とは接触しない独立した系として、眺めるならば、それ自体は、けっして減少していないのかもしれない。
さすが E=mc² である。
本質はさっぱりわからなくとも、闇雲に遊べる大した数式である。