飲食店で横行する何とかテロ。
何か、もう…悪さを通り越して、
日本を貶める破壊工作かなって思うよね。
そういや、それでふと思い出した。
動画を撮ってすぐ投稿できるSNS等が
なかった時代も、この手の迷惑行為があった。
スシロー事件まではいかなくとも、
迷惑さは似たようなものだ。
かつて、私は雑貨店でバイトをしていた。
長いこと勤務していると、客人を見た瞬間、
“お?この人、不審人物かもしれない”
という勘が働くようになる。
万引きGメンが、万引き犯をマーク
するような感覚かな。
ある日、性別も若いか否かも
分からない風貌の人が入ってきた。
変な人オーラを放っていたので、
私は早速マークした。
その人は、帽子売り場で足を止めた。
(帽子が全く似合いそうにないのに。)
ひとりで店番をしていたので、
容易にレジから離れられず、
売り場にチラチラ目を遣った。
するとその人は、
おもむろに指を鼻に突っ込み、
2,3回グリグリとほじり、
収穫物と思しきものを帽子のタグに
なすりつけたのだ。
私は、予想外の展開に、頭がパニックになった。
もっと、こう、人の様子をうかがい、
誰も見ていないことを確認し、
帽子を折り畳んでトレーナの裾から
入れて隠し持つといった、
そういう万引き模範例を想像していた。
それが、まさかの鼻ほじり。
コピー&ペーストならぬ、
ディグ&ペースト。
しかも、それを何度も繰り返しすのだ。
どうしよう!
何て言おう??いや、
見なかったことにすべきか??
私は、もしかその帽子を他の
お客さんが知らずに買い、
素手でタグを切る姿を想像すると、
とてもじゃないけど良心の呵責に
耐えられなかった。
…とはいえ、どう言って注意しよう。
色々思案するも、
私は、動き出さずにはいられなかった。
『すみません、私さっきから
見てたんですけど、何してるんですか?
商品なんで、やめてください。』
とだけ、声を震わせて言った。
間近で見た顔は、今でも忘れはしない。
女性には女性だが、重たい一重で、
焦点が定まらない瞳。大きなホクロが
頬にあった。お世辞にも可愛いと言えない。
私が語気を強めて注意しているのに、
何の反応も示さない。
要するに、健常者ではない感じ。
“あぁ、こりゃ話が出来ない”と諦めたね。
彼女は、悪びれもせず&何も言わず
外に出ていったが、
なかなかの迷惑行為をしてくれたな。
その後、一連の流れを店長に伝え、
その帽子はロス扱いになった。
それなりに長年生きてきたが、
あれは、生涯「ランキング圏外」に
なることはない衝撃的珍事件であり
迷惑行為だったなぁ。
ではでは、またね!
(いつも、私のロンゲストな記事を
読んでくださりありがとうございます!)