うさぎとベリーダンスとダラブッカ “KT LOVES Lapin”(セクシー田中さん)

私の、困ったお客さんの話。


私のお客さんに、頭を抱える人がいた。
今は、もう敢えて声掛けはしていない。

その人は、私だけでなく他の人にも
不快がられることをするので困っていた。

一番の不快は、私が人と話しているのに、
割り込んで遮ってくること。
話が終わるのを待つとか、タイミングを窺う
なんて言葉は彼の辞書にはない。

あ、あれだよ、あれ。お母さん同士で
雑談をしてるときに、子供が
「ねぇねぇお母さん」と服を引っ張って
気を引こうとするアレ。彼は、それを
するのだ。

更に、話が長い。
辟易するほど長い。
ある程度までは愛想笑いで聞けるが、
途中から口角が下がり始め、
目が据わってくるのが自分でも分かる。




更に悪いことに、話の境目がない。
そろそろ離れたいのに、切り上げどころが
ないので「では、これにて」と言う
タイミングが難しい。大縄跳び初心者が、
大縄に入り込むタイミングくらい難しい。



私だけならともかく、初対面の人にも
同じことをするので、申し訳なく思っていた。
彼の餌食になっている人を見ると、
やはり心ここに在らずの虚な表情を
浮かべているのだ。

ショーが終わり、お客さん達は帰り、
会場には出演者しかいない状況でも、
構わず長々と話し始める。

今思えば、彼はそういう特性の
持ち主だったのかもしれない。
元警察官なのだが、ちゃんと仕事できて
いたのだろうか…。

コロナ自粛期間のおかげと言うべきか、
彼とは連絡が途絶えたのでヨシとする。

ではでは、またね!
 


押すなよ、絶対押すなよ!押すなって!

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「時々居るよな、こんなヤツ」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事