うさぎとベリーダンスとダラブッカ “KT LOVES Lapin”(セクシー田中さん)

読了感の悪い本。




こともあろうに、センセーショナルな
タイトルに釣られて買ってしまったこの本。

去年買ったまま積読状態だったが、
気が向いたので読んでみた。

何つーか、言うてることは
まぁそりゃそうだと頷けるんだけど、
内容や言い回しが違うだけで、
その程度ならもっと良書はある。

最近の本は、ありがたいことに
著者が伝えたいことが太字に
なっていたりマーカーが引かれて
いたりする。
一言一句読む価値は無いなと
思ったので、マーカー部分だけ
サラサラと目を通して、ものの
20分程度で読了した。

なるほど!と小膝を叩く人も
いるんだろうけど、
何だろう…このモヤモヤ感。
私の肌には合わなかった。
私の感覚にそぐわなかったというか、
何か鼻につく。

同じ天才プロデューサーなら、
(いや、「同じ」というには
雲泥の差があるが)
秋元康のこの本の方が
何億倍も価値がある。

秋元康が好きとかでない。
純粋に、世間を沸かせるアイドルや
企画・歌を、よくプロデュースし続けられる
ものだと思い、どんな頭脳をしてるのだろうと
興味があって買った。

いやはや、納得の一冊だった。
こんな掌(てのひら)に乗るサイズの
本で、彼の頭の中が覗けるのだ。
安いものだと思う。
文章も巧いので、そうめんを
すするようにスルスル読める。
彼は、天才プロデューサー
という名に相応しい。

ちなみに…。
センセーショナルなパン屋は、
軒並み閉店が続いているようだ。
誰かが、こんな風に例えていた。
「数年後、白いたい焼きみたいに
忘れ去られる」と。
これほどしっくりくる例えはないかもしれない。

たくさん本を読むが、駄作にあたる
ことも多々ある。傑作に出会う方が
少ないかもしれない。
故に、傑作を掴んだときの喜びは一入だ。

ではでは、またね。

【投稿後の追記】
ただ一点、今回の駄本のよかった点は、
最近のよからぬ風潮の「〜(笑)」
というのが無かったところ。
これがあると、一気に読む気が失せる。

🐰✨本日の一曲✨🐈

木梨憲武/エンドレスナイト

とんねるず全盛期に、久保田利伸が
木梨に提供した曲。
彼は歌が上手いし、この曲は
おふざけ無しで真面目に歌っているので
とても好きだ。素直にかっこいい曲。




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