春雨じゃ

短歌を少しだけ。

驟雨のやうに突然詠んだり。

集中豪雨のやうにまとめて詠んだり。

印象批評 0014:刻

2006-03-18 | Weblog
春風のやや温(ぬる)くして夜は沈む逢魔が刻はまさにこのとき・・船坂圭之介

(黄昏は逢魔が刻、こちらよりあちらで待つ人が多くなり時空の狭間で迷わぬよう)

刻々と現在(いま)から過去となり行ける未来も尽きて土に帰る日・・髭彦

(非情にも世代は交代して逝く)

君が乗る時間帯にもマーカーで印を入れたバス時刻表 ・・天野寧

(粋を解さぬ浮世であるゆえくれぐれもストーカーと誤解されぬ温度で君を)

我捨てし母への恨み刻印のごと四季のはざまに浮かびて消える・・翔子

(何年生きれば母を許せるのか自己との闘いである)

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