ヴィヴァルディさんの肖像画を見た。先日、義理の家族の処分本の山から取り置いた「バロック音楽」の86ページ右上。
1989年刊行NHKブックス、著者は磯山雅さん。
巻末プロフィールによると、「いそやまみやびさん、まささん」ではなくて、「ただしさん」とお読みするのだった。
真面目に頭に入れながら読もうとすれば挫折しそうな気がしたので斜め読みで入っていったら、読み易くて面白かった。
副題に「豊かなる生のドラマ」とあり、いかめしいかつらをかぶった人達もその時代の生活者の一人であったことを、私は強く感じた。
バッハさんとヘンデルさんの肖像画は頻繁に目にするけれど、「四季」のヴィヴァルディさんって、へぇぇーこんな人なのね~
著作権があるのかもしれないからリンク貼りますが、本に出ていたのは、ヴァイオリンを持つ青年?の肖像画。
https://images.app.goo.gl/NsnzR1A19UMZ1qsT8
特に私の好みでないとはいえ、なかなか甘いマスク。バッハさんヘンデルさんと同じような外見だと思っていたのに。
「ピエタ」という女子孤児院の音楽教師だったんだって。
以前「ピエタ」(大島真寿美 著)という本を読んだ時にヴィヴァルディ先生も名前だけ?時々登場していたけど、それは実話だったんだねー。
小説のヴィヴァルディ先生のことは、バッハさんヘンデルさんのイメージ(貫禄あるおじさんのイメージ)で読んでしまった。
しかしこの肖像画で女子孤児院の先生・・・要は女子校ではありませんか!生徒に相当モテたのではないかなあ。
「バロック音楽」の本で、その他印象に残ったこと。
68ページ:「バッハは20歳のとき400キロ近い道を遠しとせずにリューベックにおもむき、名高い老巨匠の幻想豊かな演奏に耳を傾けた。」
(老巨匠とは、北ドイツ、リューベックの聖マリア教会のオルガニスト、ブクステフーデ。クリスマス前の日曜日の教会コンサートはドイツにおける公開演奏会の先駆とされるそうです。)
20歳のバッハなんて、想像したこともなかったなー。20歳の青年ヨハン君。
聴いた後のヨハン君の感動を現代日本若者語に訳したら、「ブクステフーデまじスゲー超やべー」ってなる???
119ページ:ヘンリー・パーセルさんの肖像画。こちらもなかなかイケメン。イギリスのモーツァルトと呼ばれているんだ~。
126ページ:「ヘンデルはマネージャーとしても、すぐれた才能の持ち主であった。彼は国王と貴族の出資を仰いで王立音楽アカデミーという企業を作り、オペラ公演を成功させるための努力を重ねる。」ふーん、企業作ったのか~。
・・・等々他にもetc.どうでもいい印象の残り方ではある。
音楽家の肖像画を検索していたら、いろんな人の肖像画がまとめてあるサイトがあった。
人気のクラシック作曲家・音楽家一覧|出版・報道・教育の写真・画像素材|アマナイメージズ
ラフマニノフってここでは明治日本の文豪みたいな顔しているし、グリークはアインシュタインかと一瞬思ったけど、これは確かにグリークだ。
今日は午前中、バイトの友達と一緒に公園の蓮を見に行った。
今年は遅いという話があったからこれから咲くのかと思ったら、今年はあまり咲かずに終わるようだった。
日陰を選んで歩いても汗だく。カフェに入ってソフトクリーム食べて涼んだ。
美味しそうなランチメニューが並んでいたけれども、11時前なのでそれはまた次回ということに。