東部学習教室

東成グループの人材育成・教育部門である東部学習教室(茂原教室、学研茂原教室、同大網みどりが丘教室)をご紹介します。

あれから6年

2017-03-11 14:27:13 | ブログ
早いもので、東関東大震災が起こってから今日で早くも6年たちました。
6年前の3月11日は金曜日で、当時あるバイオベンチャー企業の監査役を
していた私は、その日が週1回の出勤日でした。

何かの都合で、少し早めに会社を出たのだ14時半すぎでした。東部野田線の駅
まで歩いているときに地震に遭遇しました。ものすごい揺れであんなに電信柱が
揺れ動くのを見たのは初めてでした。

一旦会社に戻り、社内の安全を確認したあと、電車が完全にストップしたので、
船橋方面に帰る若い人に車で船橋まで送っていただきました。船橋でホテルを探し
ましたが、満員で、結局駅に行って情報を仕入れて近くの学校で一晩過ごしました。
毛布1枚で、寒い体育館で余震におびえながらほとんど眠ることができません
でした。それでも、被災地の人たちに比べればずっとましかとの思いでした。

福島では地震・津波の被害に加えて東電の原発の大事故が起こりました。何とも
やりきれない思いでした。私は制御できないものは産業化すべきではないと考え
ています。発電所が電気がないために冷却ポンプを稼働できなかったというのは
全く悪い冗談のようなものです。

私の専門分野の一つである気相酸化反応の分野でも過去に酸化反応の暴走のため、
爆発事故がありました。しかし、触媒の改良や反応装置を固定層から流動層にする
等の発明で部分酸化反応を完全に制御できるように、人類は創意・発明を実行して
来ました。

それにしても、原子力村の人たちは懲りない人たちが多いようです、制御できない
ものは産業化すべきではないのです。そのようなことを考えながら、被災地の人たち
に何もできない私ですが、せめての思いで黙とうをしました。

東部学習教室の成瀬でした。

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