
消費税の減税を訴えてる人は非常に多いですね
それは私だって 生活のことを考えれば
消費税に限らず 税金などないに越したことは
分かりきっていることです
会社なら 法人税 だって 払いたくないでしょうし
所得税だって払いたくない人が多いと思います
消費税などもそうなります
しかし現実の問題として 消費税の減税はありえないと
考えなければなりません
もし今の日本が突然 消費税をやめたらどういうことが起こるでしょうか
先進国の多くは 日本の水準をはるかに超える 消費税をとっています
日本の消費税がなくなってしまった場合に
日本は消費税天国になってしまいます
西高東低の原理で考えても
消費税を減税したり 0にするような真似をしたら
日本の貨幣はあっという間に外国に流出してしまいます
消費税が関税障壁の一種だということに気がつかなければいけないと思います
諸外国とのバランスを考えても 今のレベルの消費税は必要になります
上の表を見ていただきたいと思います
①縦軸に消費税 横軸に
日本の円の価値を取ります
②D→E
消費税を下げますと
③C→F
C ここからF ここに 日本の円の貨幣がシフトすることになります
F-C=外国人が取得する日本の円
以上のような現象が起きます
輸入申告書を見ればわかると思いますが
輸入品に対して
消費税を課税標準として
関税が計算されることになっています
消費税が外国に対する 間接的な関税であることは間違いありません
消費税が関税の一種であることを
輸入申告書から知ることができます
消費税が採用されなくなりますと
日本の商品は輸出の際に一方的に外国から消費税を取られ
逆に 日本の輸入品について言うと
外国の商品に税金をかけていない状態になってしまいます
これは一つの 具体例であって
全体的に経済を見ても
西高東低の原理
これで日本の円が再び 海外に流出してしまうことは想像できると思います