Look Back

管理人はいつもボヤキっぱなし

ゆっくりと春

2006年04月20日 | 色恋
彼女の歓迎会は、夜になってもまだ暑さが残る頃だった。

みんなと帰る電車の中で、酔いも手伝ってか
それまで感じてた印象から、つい彼女にこう声をかけた、

「そんなに焦ることない、だいじょうぶだって。
それにあまり無理しないで、もっと楽にしたらどうだい?」と。

たぶんそれが始めて彼女にかけた言葉、
ボクの正直な感想だった。

言ってしまった後「はぁ~?!何それ?」
って言われるくらい失礼なことを言ってしまったと、
後悔したのを憶えてる。

そのころの彼女は入ったばかりの職場で
なんとか居場所を得ようと無理してるように見えた、
まわりの人に良く思われたいというか、気を使って。
自分の気持ちを押し殺し、周りに無理に合わせてる
そんな風にみえた。

だからグチの一つも聞いてあげられたらと
「たまには、飲みにでも行こうね」って、
よくある『いつ』のない、社交辞令なお誘いをした。

それから2人で逢うようになり、
こんなにも彼女に惚れている自分がいる。
なんか不思議だ。。。。
そのころはこんな風になると思ってもいなかった。


夏が来れば、出逢って2年、それからもいろいろあったけど
また去年の夏のように一緒にいられる時間が増えてます。